米NVIDIAが6月25日(現地時間)に公開したDLSS導入用開発者向けキットの最新版において、Transformerモデルのベータ版運用が終了したようだ。加えてドキュメントが更新され、VRAMの消費量が削減されたことについても言及されている。
NVIDIA DLSS SDK 310.3.0の更新で明らかになった内容。「DLSS Transformer Model is officially out of Beta.(Transformerモデルは正式にベータ版ではなくなった)」の文言とバグフィックス・安定性の改善が図られたとしており、ゲーム開発者の導入によってプレイヤーも利用できるようになる。
これに伴って、DLSS_Programming_Guide_Release.pdfの内容も更新。これによるとDLSSはTransformerモデルの導入向けに最適化が行われたようで、VRAAMの使用量も従来のCNNモデルと比較して減少しているという。海外報道では削減幅は約20%に及ぶそうで、重量級ゲームの動作に役立てられるとしている。