ブラザー販売は6月11日、家庭向けの刺しゅう専用機「SKiTCH PP1」(スキッチPP1)を発表した。また、同社製品と連携してデータを作成できる専用アプリ「Artspira」アップグレード版の提供を、6月11日に開始した。SKiTCH PP1本体の価格は107,800円。

  • SKiTCH PP1

SKiTCH PP1は刺しゅうの縫い付けに特化した刺しゅう専用ミシン。操作パネルは設けず、専用アプリ「Artspira」(アートスピラ)を使い、スマートフォンやタブレットでデータ作成や編集、SKiTCH PP1へのデータ転送などを行う。本体に最初の色の糸をセットし、スタートボタンを押すと刺しゅうが始まり、順番に糸を替えながら刺しゅうしていく。

刺しゅうデータは「Artspira」で作成、編集する。無償版ではアプリ内の一部の模様やフォント、テンプレートを利用でき、単色での手書きデータ作成などが可能。6月11日から開始した月額980円のサブスクリプション版では、アプリ内のデータを無制限で利用できるほか、スマートフォンやタブレットに保存されているイラストや画像を取り込む機能、61色での手書きデータ作成などが行える。サブスクリプション版では、アプリ内で販売されているライセンス模様も割引価格で購入可能。

  • 「Artspira」アプリの利用イメージ

ミシン本体はフリーアーム仕様で、帽子やズボンなど筒状の布にも刺しゅうできる。ブラザー販売では既製品のリメイクや、趣味で作ったアイテムへの刺しゅう、推し活グッズ作りなどへの活用を見込む。

本体サイズは43.7×23.0×31.8cm、重さは約7.6kg。最大縫製サイズは10×10cm。最高縫い速度は400針/分。