iPhoneをしばらく放置しておくと、自動的にディスプレイが消灯されスリープ状態になっている...当然のことと思うかもしれませんが、決してそうではありません。

自動でスリープ処理が行われるのは、システム設定によるものです。「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」の順に画面を開き、30秒や1分など「なし」以外がチェックされていることを確認しましょう。ここで「なし」を選択していると、自動ロックにはなりません。

ただし、設定に問題がなくても自動でスリープしないことがあります。カメラアプリはその代表格で、手動で閉じるか他のアプリに切り替えないかぎり、待機状態が続きます。ディスプレイが点灯した状態が続くため、バッテリーが急速に減少する原因になります。

ゲームアプリや動画ストリーミングアプリも、自動スリープが作動しないことがあります。これらのアプリは、長時間ディスプレイを点灯させ続けることが多く、30秒など短い時間で自動ロックされると不都合なためです。ただし、アプリ自身が自動消灯機能を備えていることがあり、その場合はシステム設定にかかわらず一定時間が経過するとディスプレイは自動消灯されます。

なお、"寝落ち"対策としてゲームアプリや動画ストリーミングアプリも自動スリープさせたい場合には、時計アプリのタイマー機能を応用します。タイマーの作動時間を設定し、タイマー終了時の処理に「再生停止」を選択しておけば、タイマー到来時にアプリでの再生が終了し、システム設定に従い自動スリープされます。

  • ゲームアプリや動画ストリーミングアプリなど、自動スリープの対象にならないアプリも存在します