英NothingのサブブランドであるCMF by Nothingは4月28日、スマートフォン「CMF Phone 2 Pro」と、ワイヤレスイヤホン「CMF Buds 2」「CMF Buds 2 Plus」「CMF Buds 2a」を発表した。CMFは、手頃な価格帯でより多くのユーザーにNothingのエコシステムを体験してもらうことを目的としたブランドであり、今回発表した製品でも価格を抑えつつ、今日のスマートデバイスに求められる機能・性能、ユニークなデザインを実現している。
CMF Phone 2 Proは、6.77インチ FHD+フレキシブルAMOLEDディスプレイを搭載する。本体は164x78x7.8mm、重量185gと、CMF Phone 1と比較して5%薄型化された。防塵・防滴性能もCMF Phone 1のIP52からIP54へと向上している。アルミニウム製のカメラ枠やステンレススチールのネジなど、細部までこだわったNothingのデザイン哲学が反映されている。
また、サイドに「Essential Key」ボタンが設けられており、スクリーンショット、音声メモ、Essential Spaceなどをすばやく利用することが可能。CMF Phone 1で採用された、ネジとホイールで簡単に装着できるアクセサリシステムが引き継がれており、専用カバー、ウオレット/スタンド、魚眼・マクロ交換レンズなどのアクセサリが用意される。
CMF Phone 1との比較で特に背面カメラが強化されている。50メガピクセルの1/1.57型センサーを搭載したメインカメラ(f/1.88)に、光学2倍ズームが可能な50メガピクセルの望遠(f/1.85)、8メガピクセルの超広角(f/2.2)の3眼構成となった。前面カメラは16メガピクセル(f/2.45)だ。
SoCには「MediaTek Dimensity 7300 Pro 5G」(8コアCPU、最大2.5GHz)を搭載する。CMF Phone 1と比較して処理速度が10%、グラフィックス性能が5%向上している。バッテリーは5000mAhで、「CMF Phone 1よりも約1時間長く持続し、1回のフル充電で2日間使用可能」としている。
価格は「8 + 128GB」モデルが219ポンド、「8 + 256GB」モデルが249ポンド。ホワイト、ブラック、オレンジ、ライトグリーンの4色で展開される。
新しいCMF Budsは、3つのモデルであらゆるユーザーのニーズと音楽プロファイルに応える。
- CMF Buds 2 Plus(価格:49ポンド):50dBハイブリッドANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)、Hi-Res LDAC、パーソナライズされた聴覚補正機能、空間オーディオ効果機能を搭載。ユーザーそれぞれの聴覚プロファイルに合わせ、豊かでバランスの取れたサウンドを実現する。
- CMF Buds 2(価格:39ポンド):Dirac Opteoチューニングの12.4mmバイオファイバードライバ、42dBハイブリッドANC、空間オーディオ効果機能を搭載。サウンド、快適性、スマート機能をバランスよく備えたモデルとなっている。
- CMF Buds 2a(価格:29ポンド): 軽量設計のエントリーモデル。42dBのANC、12.4mmバイオファイバードライバを備える。