支払いを「Apple Pay」で済ませる人、街中でよく見かけます。駅の改札からコンビニまで少額決済はすべてApple Pay、という人は珍しくありません。サイフの中に小銭を増やしたくないから使う、という人も多いようです。
Apple Payで支払うときには、サイドボタンをダブルクリックしてウォレットアプリに登録したクレジットカード/電子マネーを呼び出しますが、急いでいるときにかぎってトラブルを起こしがち。ダブルクリックしたつもりがトリプルクリックになってしまい慌てた経験を持つ人も多いはずです。
そのベストな対策は「エクスプレスカード」です。登録できるのはSuicaやPasmoなど交通系ICカードに限定されますが、「設定」→「ウォレットとApple Pay」画面にエクスプレスカードとして指定しておけば、決済端末にiPhoneの上部をかざすだけで支払いできます。Face IDなどの認証は必要なし、物理カードと同じ感覚で利用できます。
しかし、iDやQUICPayなどの電子マネーはエクスプレスカードに指定できません。必ずウォレットアプリを起動しなければならず、Face IDなどの認証も不可欠です。
サイドボタンのダブルクリック以外の方法でウォレットアプリを起動する方法のひとつが「アクションボタン」です。ほかにもAssistiveTouch(画面に表示された仮想ボタンをタップして各種処理を行う機能)やロック画面のボタンにウォレットアプリを割り当てる方法もありますが、誤操作しがちなため、iPhone 15 Pro/Pro Max以降のモデルに装備されている後者を使うほうが確実です。
アクションボタンにウォレットアプリを割り当てておくと、Apple Payを呼び出すときにアクションボタンを長押し(その後Face IDなどで認証)するだけで、ウォレットアプリを呼び出せます。サイドボタンのダブルクリックと比べて誤操作は格段に減るはずですよ。