東芝ライフスタイルは3月3日、同社の冷凍冷蔵庫「VEGETA」(ベジータ)シリーズ新フラッグシップ製品として、業界トップクラスの容積効率を実現した6ドアフレンチタイプ「XFS」シリーズ3機種を発表した。4月中旬に発売する。価格はオープン。

ラインナップと量販店のオンライン店頭予想価格は、643L容積の「GR-Y640XFS」が459,800円前後、595L容積の「GR-Y600XFS」が437,800円前後、543L容積の「GR-Y540XFS」が415,800円前後。

  • 「XFS」シリーズ。いずれもフレンチ両開きの6ドア冷凍冷蔵庫だ

今回発売する3機種のうち、「GR-Y640XFS」と「GR-Y600XFS」は従来機種と同じ幅・奥行ながら、定格内容積を40L以上増やしたした大容量タイプとなる。「GR-Y540XFS」は従来機種より定格内容積を約36L増やしながら、一般的なシステムキッチンと同じ奥行65cmを実現した薄型大容量タイプだ。

容積増加の大きな要因が、最大約40%の薄壁化、庫内を冷やす冷却ユニットの小型化、冷気を通す庫内ダクト幅のスリム化といった、東芝ライフスタイル独自の高容積技術の導入だ。これに加え、冷蔵室には高さ7段階、40通りでレイアウトできる「フリー棚」を新採用し、収納するものや使い方に合わせ、より自由な棚割りができるようになった。

冷凍室も拡充し、庫内には3段ケースを採用。GR-Y640XFSでは33L買い物かご換算で約3個分の食品が収納できる160Lの冷凍室を備えている。またGR-Y600XFSは147L、GR-Y540XFSは132Lと、いずれも大型の冷凍室を搭載した。

  • 最大約40%の薄壁化などで本体サイズを大きく変えずに容積を増量。また庫内のレイアウトがしやすい「フリー棚」も導入した

  • 大型の鍋や500mL缶など、入れたいものに合わせて庫内レイアウトを調節できる

  • 冷凍室の庫内には3段ケースを採用

炊いたご飯、肉じゃが、唐揚げなど、作り置きのおかずや余ったごはんをチルドルームで約7日間保存できる「Deliチルドモード」も新搭載。食材を凍る寸前の低温状態に保つことで、菌の繁殖を抑えて鮮度を長持ちさせられる。

デザイン面では、キッチン全体の高級感を演出するカラーとして、GR-Y640XFS限定色となるオブシディアンブラックを用意。赤みがかったダークグレーのカラーで、シックながら圧迫感を抑えたという。なおこの他のカラーはフロストグレージュ、フロストホワイト。

このほか、使いかけの野菜を約10日間新鮮に保存できる「使い切り野菜BOX」のデザインを一新し、片手で開けられるようにした。また専用アプリのメニュー画面も直感操作できるデザインに刷新している。

  • カラーはオブシディアンブラック(GR-Y640XFS限定色)、フロストグレージュ、フロストホワイト。GR-Y640XFSのサイズは685×745×1,855mm、GR-Y600XFSのサイズは685×699×1,855mm、GR-Y540XFSのサイズは685×650×1,855mm。前面にはフロストガラスを使用している