香港のMangDang Technologyが、小型の四足歩行ロボット犬「Mini Pupper2」(ミニぷぱ2)を発表した。ChatGPTを搭載し、前面カメラでとらえた物体についての説明をしたり、話しかけてコミュニケーションを取ることが可能。別売のLiDARモジュールを搭載すれば、Mini Pupper2が自律的に歩き回って家の間取りをマッピングすることも可能。応援購入サイト「Makuake」でクラウドファンディングを実施し、価格は最大40%オフの65,900円から(コンプリートキット)。一般販売価格は109,116円(コンプリートキット)。クラウドファンディング期間は3月28日22時まで。

  • 生成AI搭載の四足歩行ロボット犬「Mini Pupper2」(ミニぷぱ2)

Mini Pupper2は、2021年に発売した初代「Mini Pupper」の進化版。おもな特徴は以下の通り。

  • ChatGPTの生成AIを新たに搭載し、会話などのコミュニケーションが可能に
  • カメラモジュールを搭載すれば被写体認識が可能になり、ChatGPTを利用すれば物体が何かを説明してくれる
  • 別売のLiDARモジュールを搭載すると、クルマの自動運転にも採用されているSLAM(スラム)技術により家の間取りをマッピングできる。その情報をもとに、指定した場所に向かわせることも可能
  • プログラミングでの操作も可能
  • パーツから組み立てるDIY版と、届いてすぐに遊べる完成版の2種類を用意
  • 本体上部にメイン基板を搭載する

  • 内部の様子

Mini Pupper2最大の特徴は、ChatGPTの生成AIを搭載し、会話などのコミューニケーションが可能になったこと。「ジャンケン」と声をかけると、Mini Pupper2が反応して一緒にジャンケンを楽しめるほか、「ダンス」と声をかけるとプログラミングしたダンスを披露する。OSはロボット用OS「ROS」で、各種プログラミング言語に対応する。

「写真」と声をかけると、前面に搭載したカメラで撮影を行うほか、撮影した写真に写っているものについての情報を音声で説明することも可能。

オプションのLiDARモジュールを搭載すると、ロボット掃除機のように部屋を歩きながら間取りをマッピングすることが可能。クルマの自動運転にも採用されているSLAM技術により、自己位置を推定しながら環境地図を作成する。マッピングした情報を基に、指定の場所へ向かわせるナビゲーション機能も搭載する。

  • カメラとLiDARモジュールを搭載したところ

Mini Pupper2は、パーツから組み立てるDIY版と、届いてすぐに遊べる完成版の2種類を用意する。DIY版でもハンダ付けは不要。日本語マニュアルとレクチャー動画を用意する。

  • Makuakeでの販売ラインナップと価格。MakuakeではDIY版よりも完成版の方が割引率が高く、安く手に入る

大きさは209×109×145mm、重さは約465g。