Q:「マップ」アプリで、調べた場所の情報を保存しておくことはできますか?

A:昨年秋にリリースされたOSで、検索結果からすぐライブラリに保存できるようになりました

旅行先でいくつかの観光地をめぐる計画を立てたり、複数の候補を比較して行き先を決めたりすることがあると思います。そのような場合に便利なのが、MacやiPhoneの「マップ」アプリで場所を見つけて保存する機能です。

Macの「マップ」アプリで場所を見つけて保存する

まず、Macの「マップ」アプリから使ってみましょう。複数の場所を次々に保存できるのが便利です。

  • 「マップ」アプリで、例として「野球場」と検索しました。検索結果のリストからいずれかをクリックします

  • クリックした場所の詳細が表示されます。「+」をクリックするとライブラリに追加されます

  • ライブラリに追加した後、赤枠の部分をクリックしてメモを入力できます。ここに入力したメモは自分にだけ表示されます

  • リストからさらに別の場所をクリックし、詳細が表示されたら「+」をクリックしてライブラリに追加します。このように、検索結果のリストから、次々に追加できます

  • ライブラリを見るには、検索を終了してから、左側にある赤枠の部分をクリックします

  • ライブラリが表示されます。「場所」をクリックします

  • ライブラリに追加した場所が表示されます。いずれかの場所をクリックすると、その場所が地図上で表示されます

ちなみに、この使い方は、macOS Sequoiaの「マップ」アプリの新機能です。1つ前のバージョンであるmacOS Sonomaの「マップ」アプリでは「マイガイド」を作って検索結果を保存しておくことができましたが、macOS Sequoiaの「マップ」アプリでライブラリに追加する方が、直感的でスピーディーに使えると思います。

iPhoneでも同じように保存できる

iOS 18の「マップ」アプリでも、同様に場所を見つけて保存することができます。

  • 例として、「野球場」と検索しました。検索結果のリストからいずれかをタップします

  • その場所の詳細が表示されます。「+」をタップしてライブラリに追加します

  • 必要に応じてメモの欄をタップして入力した後、「×」をタップします

  • 検索結果のリストに戻るので、さらに別の場所をタップしてライブラリに追加できます

  • ライブラリを見るには、検索を終了してから、赤枠の部分をタップします

  • 「場所」をタップします

  • ライブラリに追加した場所が表示されます。いずれかをタップすると、その場所が地図上で表示されます

iCloudで同期すればさらに便利

そして、iCloudで「マップ」アプリを同期すれば、MacとiPhoneのどちらから追加しても、両方のデバイスで見ることができます。家にいるときに画面の大きいMacで下調べしておいて、出先ではiPhoneを見ながら行動する、というふうに使えます。同じApple Accountでサインインしているデバイス同士で設定します。

  • Macでは「システム設定」を開きます。左側で自分の名前の部分をクリックし、右側で「iCloud」をクリックします

  • 「すべて見る」をクリックします

  • 「マップ」のスイッチをオンにして、右下の「完了」をクリックします

  • iPhoneでは「設定」を開き、自分の名前の部分をタップします

  • 「iCloud」をタップします

  • 「すべて見る」をタップします

  • 「マップ」のスイッチをオンにします

このように同期の設定をしておくと、追加した場所だけでなく検索履歴も同期されるので、Macで検索したものをiPhoneで再度検索するのも簡単です。

【今回の余談】
Googleのアカウントでサインインして、Googleマップで同様の使い方をしている方も多いかと思います。自分にとってどちらが使いやすいか、試してみるのもいいかもしれません。
それでは次回も、よろしくお願いします。