パソコンの開発・製造・ダイレクト販売などを行うエプソングループのエプソンダイレクトは、組込みシステム向けに提供されている「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」の販売を開始し、オンラインショッピングサイトとコールセンターを通じ、1月14日より受注を開始したと発表した。

  • Windows 11 IoT Enterprise LTSCの用途の一例

    Windows 11 IoT Enterprise LTSCの用途の一例

同社のカスタマイズのラインアップに、新たに「Windows 11 IoT Enterprise LTSC」を追加した。今回の対象モデルは以下の通り。それぞれ詳細はこちらの同社特設ページで公開している。

  • デスクトップPC:Endeavor JM8400 / JM5000 / JA998 / JG150 / JS210 / JS60 / JS60-A
  • ノートPC:Endeavor JL2000 / JN711 / JN610

あわせて、希望スペックのPCで購入前に動作検証をおこなえる「無料貸し出しプログラム」や、セットアップの作業を代行する「キッティングBTO サービス」も適用できる。

同OSは受付端末や生産ライン制御など特定用途向けに提供されている。固定使用目的のデバイスやユースケース向けに設計されており、サポート期限が10年間と長期間に設定されているため、特定用途に特化した構成で一度運用を始めてしまえば、その後、長期間同様の構成で使い続けることができる。また利用者の不要な操作や誤操作によるトラブルを防ぐロックダウン機能によって、デバイスを専用機のように使うことが可能だ。コストのダウンサイジングや、スタートアップなどこれからデバイスの導入を検討する企業様におすすめとのこと。