TVS REGZAは11月7日、“映像ソリューションのトータルメーカー”を目指す一環として、ゲーミングディスプレイ事業への参入を発表した。ゲーミングディスプレイ新製品として、23.8インチの「RM-G245N」を11月22日に、27インチの「RM-G276N」を12月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に25,300円前後、50,600円前後。
ゲーミングディスプレイ事業への参入は、テレビだけでなくPCやスマートフォンなど、デバイスの多様化に合わせて映像の視聴方法も変わってきており、市場が拡大していることを背景としたもの。もともとTVS REGZAの「TVS」部分は「トータルビジュアルソリューション」の頭文字を取って名付けたものといい、同社は「映像デバイス全体のトータルソリューションを提供するメーカーを目指したい。その第1弾がゲーミングモニター。いろいろなライフスタイルに合った商品を今後も作っていきたい」と説明した。
RM-G245Nのリフレッシュレートは180Hz、表示はHDR10をサポートする。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。一方、RM-G276Nのリフレッシュレートは240Hzで、表示はVESA DisplayHDR400/HDR10をサポート。解像度はWQHD(2,560×1,440ドット)。
パネルはいずれも鮮やかな表示かつ高速な応答速度が特徴の「Fast IPS」非光沢パネル。色域はsRGB 99%、DCI-P3 90%以上をサポートする。
共通の機能は1,000:1のコントラスト比、1ms(GTG)の応答速度、左右/上下各178度の視野角、AdaptiveSyncの対応、ブルーライト低減モード、フリッカーフリー、暗がりの視認性を高める暗部強調、クロスヘア(照準表示機能)など。
テレビを展開する同社の強みとして、「映画」や「スポーツ」も含めた7種類の画質モード(FPS、RTS/RPG、MOBA、レーシング、標準、映画、スポーツ)を用意。REGZAならではの絵作りをゲーム以外の用途でも楽しめるとした。
2製品ともに入出力端子はHDMIが2系統、DisplayPortが1系統で、3.5mm3極ステレオミニジャックも搭載。VESAマウントは75mmをサポートする。端子類は背面の中央下部にまとめられており、スタンドは-5度から+15度までの角度調節が行える。
RM-G245Nの本体サイズはW54.2×D21.5×H44.1cm、重さは約3.5kg。RM-G276Nの本体サイズはW61.4×D21.5×H47.3cm、重さは約5.0kg。