TVS REGZAは、4K液晶テレビ「REGZA」のエントリーモデル2シリーズを10月20日から順次発売する。価格はすべてオープンプライス。省エネ性能を強化しつつ、クラウドAI高画質テクノロジーなども装備した「M550M」シリーズは10月20日発売で、店頭予想価格は11万円前後(43型)から。

  • M550Mシリーズの75型「75M550M」

ネット動画機能を備え、省エネ性能も高めた“シンプルモデル”「E350M」シリーズは11月10日発売で、店頭予想価格は99,000円前後(43型)から。

  • 前列がM550Mシリーズ、後列がE350Mシリーズ

ラインナップと店頭予想価格、発売時期は以下の通り。

4K液晶テレビ

■M550Mシリーズ(10月20日発売)

  • 75型「75M550M」:24万2,000前後
  • 65型「65M550M」:17万6,000円前後
  • 55型「55M550M」:13万2,000円前後
  • 50型「50M550M」:12万1,000円前後
  • 43型「43M550M」:11万円前後
  • 75型「75M550M」

■E350Mシリーズ(11月10日発売)

  • 65型「65E350M」:14万3,000円前後
  • 55型「55E350M」:12万1,000円前後
  • 50型「50E350M」:11万円前後
  • 43型「43E350M」:99,000円前後
  • 65型「65E350M」

M550Mは「M550L」(2022年発売)の後継機種。前年モデル比で年間消費電力量を約33%削減しながら、画音質やネット機能など、スタンダードテレビに求められる性能を実現した。約33%という数値は、省エネ法に基づくテレビの年間消費電力量で2022年モデル「65M550L」の217kWh/年と、2023年モデル「65M550M」の146kWh/年を比較した場合のもの。

  • M550Mシリーズの特徴

E350Mシリーズは、最新のネット機能を装備しつつネット動画以外の高画質化機能を省いて価格を抑えたシンプルモデルで、“真のエントリーモデル”と位置づけている。高い省エネ性能もうたっており、省エネ法に基づくテレビの年間消費電力量は55型「55E350M」の場合115kWh/年。従来展開していたシンプルモデル「C350X」シリーズの直接の後継機ではないが、2020年モデル「55C350X」の151kWh/年と比べた場合、約24%の削減となる。

  • E350Mシリーズの特徴

省エネ性能を高めるために、いずれも映像を解析してシーンに応じたバックライト制御と階調補正を行う新技術を搭載。明るいシーンではバックライトの輝度を上げて迫力ある映像を表示し、暗いシーンではバックライトの輝度を抑えつつ信号処理で映像の明るさ感をキープしながら、省エネ性能と映像品位を追求している。

同社ではさらに、大画面になっても消費電力を削減していることの具体的な例として、各製品の年間消費電力量を比較した情報を明らかにしている。それによると、2026年度基準による年間消費電力量は、M550Mシリーズのなかでもっとも小型な43型が107kWh/年、55型は126kWh/年、最大サイズの75型が179kWh/年。

2010年に登場した37型「37Z1」の年間消費電力量を同じ基準で再測定した参考値(207kWh/年)と比べてみても、43〜75型のいずれも下回っており、「画面サイズが大きければ当然、年間消費電力量も大きくなるのでは?」というイメージを覆す結果となっている。

  • 37型「37Z1」(2010年発売)の実機

どちらも最新世代の高画質エンジン「ZR」を搭載し、4K/3,840×2,160ドットの等倍速60Hz駆動液晶パネルと、直下型LEDバックライトを装備。チューナー数は、BS/CS4Kチューナー×2、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2で、外付けUSB HDD(別売)を追加して番組録画が行える。なお、従来のM550Lでは地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基搭載していたが、M550Mでは2基に減少している。

  • 画像中央の銀色に光るチップが、レグザエンジンZR

レグザエンジンZRの主な高画質技術の名称と働きは以下の通り。

  • ネット動画ビューティ(M550M/E350M)
    ネット動画の特性に合わせて高画質処理を施し、コントラストと精細感の向上、ノイズ抑制を行い、低フレームレートコンテンツもなめらかに再生
  • 地デジAIビューティ(M550Mのみ)
    放送波ノイズや、テロップまわりのノイズを低減して高精細な映像を再現。クラウド上の番組やジャンルごとの映像調整パラメーターを利用して高画質処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」も活用
  • ナチュラルフェイストーン(M550Mのみ)
    人肌の立体感や質感を向上させるとともに、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現。さらに、撮影環境などの影響により不自然に感じるカラーシフトした人肌を自然で美しい色合いに補正する
  • おまかせAIピクチャー(M550Mのみ)
    部屋の色温度と明るさを検知する色温度センサーにより、室内の明るさや外光の影響、照明の色の違いなどを検出。明るい部屋では明るい画質に、照明の暗い部屋では見やすい明るさに画質を自動調整

このほか、テレビ側でユーザーが好きなジャンルやアーティストの番組をまとめてピックアップしレコメンドする「新ざんまい」機能を、両シリーズで搭載。従来のざんまい機能を強化したもので、テレビ番組・ネット動画の境目を気にすることなく、画面のタブを切り替えていくだけで興味を惹くコンテンツが探しやすいように改良している。

全18種類のネット動画(Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube、DAZN、Net-VISION、TVer、U-NEXT、ABEMA、Hulu、NHK+、WOWOWオンデマンド、DMM TV、Rakuten TV、SPOOX、FOD、Lemino、FIFA+)に対応し、付属のリモコンにはこのうち11個のダイレクトボタンを搭載。ダイレクトボタンがないネット動画サービスや、HDMI入力に接続した機器をすぐに呼び出せるようカスタマイズできる「My.Choice」ボタンも装備する。

さらにM550Mのみ、テレビに話しかけて観たい番組を再生するハンズフリーのレグザボイス機能をサポートしており、リモコンのボイスボタンを押してリモコンに話しかけることで、番組の録画予約や文字入力が行える。

  • M550Mシリーズのリモコン。下段の赤と緑のボタンの下に、レグザボイス用の「ボイス」ボタンが見える

  • E350Mシリーズのリモコン。下段の赤と緑のボタンの下にあるのは「予約リスト」ボタン

エントリーモデルながら、iPhone/iPadの映像をテレビに大画面表示できるAirPlay 2をサポート。Androidデバイスの映像を表示するスクリーンミラーリング機能も備える。