2024年9月29日に「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」で、イベントステージ「PlayStation Presents『DEATH STRANDING 2』Special Stage!!」が開催された。

ステージには、コジマプロダクションの小島秀夫監督のほか、三浦大知さん、津田健次郎さん、水樹奈々さん、杉田智和さん、若山詩音さん、ニコラス・ウィンディング・レフンさんが登壇。2025年にPlayStation 5(PS5)で発売予定の『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH(DS2/デススト2)』に関するスペシャルトークショーを展開した。

  • デススト2

    イベントステージ「PlayStation Presents『DEATH STRANDING 2』Special Stage!!」が開催された

  • デススト2

    左から司会の柴田将平アナウンサー、水樹奈々さん、津田健次郎さん、小島秀夫監督、三浦大知さん、杉田智和さん、若山詩音さん

『デススト2』の新キャラと日本語ボイスキャストを発表

『デススト2』は、2019年11月8日に発売された『DEATH STRANDING』の続編タイトル。前作の舞台は、「デス・ストランディング」と呼ばれる原因不明の怪現象が起きたアメリカ合衆国で、主人公のサム・ポーター・ブリッジズは、人類が分断された世界で荷物を配送しながら、「カイラル通信」と呼ばれる特殊な技術でアメリカ全土を繋げることに成功した。

今作でサムは、「DRAWBRIDGE(跳ね橋部隊)」と呼ばれる組織のキャラクターと行動をともにする。TGSのイベントステージでは、その「跳ね橋部隊」の数名のキャラクター名や、日本語キャストが発表された。

サム役の津田健次郎さん、フラジャイル役の水樹奈々さん、そして、ハートマン役の大塚芳忠さんは、前作から引き続き担当。ドールマン役には杉田智和さん、タールマン役には宮本充さん、トゥモロウ役には若山詩音さん、レイニー役には忽那汐里さんを起用した。

  • デススト2

    すでに映像で存在が発表されていた「タールマン」。日本語版のボイスは宮本充さんが担当

  • デススト2

    「ドールマン」も映像では登場していたが、今回のステージでボイス担当が杉田さんであると発表された。セリフがアップデートされるたびボイスを追加収録しているのだとか

  • デススト2

    アニメ『リコリス・リコイル』で井ノ上たきな役を担当した若山詩音さん。小島監督が同作のファンで、それを見たときから一緒にやりたいと思っていたそう

  • デススト2

    レイニー役の忽那汐里さん。モデルとモーションキャプチャー、日本語のボイスを担当している。ステージではビデオメッセージが紹介された

小島監督いわく、現在の開発状況は、ゲームをプレイしながらバランス調整したりディテールを修正したり、演出を加えたりといったフェーズ。「1番楽しい時期であると同時に、ここでゲームの仕上がりがまったく変わるので踏ん張りどころです」と説明する。

収録時のエピソードを聞かれた杉田さんは「ドールマンを使ってどんな遊びができるのか、想定できるものはだいたい実装されているんですよ。ちょっと投げてみたいと思うじゃないですか。投げられるんです」とポロリ。これには、小島監督が「ネタバレですね」と笑っていた。

また、ステージでは、ハートマンのモデルを務めたニコラス・ウィンディング・レフン監督も登場。紹介された小島監督とのエピソードなどからは2人の仲の良さが伝わってきた。

  • デススト2

    開発の状況を説明する小島監督

  • デススト2

    うっかりネタバレをする杉田さん

  • デススト2

    収録では「バキバキに緊張していた」と話す若山さん

  • デススト2

    ストーリーの全貌が見えないなかでの収録について語る津田さんと、造語の多さやアクセントの難しさについて話していた水樹さん

  • デススト2

    収録の映像を見ながら、現場を振り返る登壇者たち

  • デススト2

    ニコラス・ウィンディング・レフン監督も登場。ゲームについて「すげえぶっとんでるぜ」と紹介していた

三浦さんも本人役として出演! ダンスパフォーマンスを初披露

ステージイベントでは、移動基地「マゼラン号」内で「跳ね橋部隊」のクルーと撮影を楽しめる新要素も公開。フォトモードとは別もので、インスタントカメラを使って、思い思いのポーズを取るクルーを好きなタイミングで撮影できるという。写真はストーリーにも関係するらしく、小島監督は「ちゃんと撮っておいたほうがいいですよ。あとで後悔するかも」とほのめかしていた。

  • デススト2

    ノリノリでポーズを取ってくれるクルー。ロスで1日かけて収録したとのことで、「ハリウッドの無駄遣い」と言われたそう

  • デススト2

    撮影した写真は壁に貼ることもできる

さらに、「いちファンとして発表を楽しませてもらいます」と話していた三浦大知さん。「TGS2024」のオフィシャルサポーターとしてステージに参加しているのかと思いきや、本人役としてゲームに登場することが発表された。

しかも、同作のために新曲「Horizon Dreamer」を書き下ろしており、ゲーム内のプライベートルームでは、360度好きな角度から三浦さんのダンスを楽しめるようになっているそう。楽曲は、9月30日0時からApple MusicやSpotifyなど各種音楽配信サービスで順次配信される。

イベントでは、その曲を初披露。圧巻のダンスパフォーマンスに会場は大盛り上がりだ。『デススト』を意識した歌詞や振り付けが特徴的で、赤ん坊のキャラクター「ルー(BB)」が親指を食わる仕草、サムが装着しているセンサーデバイス「オドラデク」がパクパクと閉じたり開いたりする動きを表現している。

  • デススト2

    ゲーム内ではドールマンたちとダンスする

  • デススト2

    ステージイベントでは圧巻のパフォーマンスを披露した

  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2

そのほか、サムの旅をサポートする「跳ね橋部隊」が着用するクルージャケットデザインを、ドイツのファッションブランド「ACRONYM(アクロニウム)」とコラボ。ゲーム内の登場にとどまらず、リアルプロダクトとして販売される。価格は248,600円。カラーは「ブラック」と「オレンジ」をラインアップする。

イベントでは、ACRONYM 代表を務めるファッションデザイナーのエロルソン・ヒューさんが登場。サムのように荷物を抱え、今回発売されるコラボジャケットを届けてくれた。

  • デススト2

    サムのように両手に配送ボックスを持って登場したエロルソン・ヒューさん

  • デススト2

    登壇者がコラボジャケットに袖を通す

  • デススト2

    ディテールまでこだわられた作りに感心する三浦さん

また、PARCOで展覧会とポップアップショップが開催されることや、TBSラジオ「アフター6 ジャンクション 2」内で毎週水曜日23時5分頃から10分間の番組「KOJI 10」がスタートすることも発表された。

  • デススト2

    『デススト』5周年を記念したパルココラボも

  • デススト2

    ラジオ番組「KOJI 10(こじじゅう)」もスタートする

PlayStation Presents『DEATH STRANDING 2』Special Stage!!

  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • デススト2
  • キャラクターポスターも公開された