旧世代Socket AM4の新型Ryzenが発売に

AMDから、新型CPU「Ryzen 9 5900XT」「Ryzen 7 5800XT」が登場、発売が開始された。両モデルとも、ソケットは最新のAM5ではなく、旧世代のAM4。新世代への移行後に、旧世代でハイエンドCPUが新発売されるのは珍しいが、AM4のシステムをアップデートして使い続けたいユーザーなどには嬉しいだろう。価格は70,000円前後と49,000円前後。

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    AMDの「Ryzen 9 5900XT」は、16コア/105WのCPUだ。CPUクーラーは付属しない

  • 「Ryzen 7 5800XT」は8コア/105Wで、こちらはWraith Prismクーラーが付属

価格を抑えつつOCが楽しめるZ790マザー

ASUSの「Z790-AYW OC WIFI」は、Intel Z790チップセットを搭載するオーバークロック向けのマザーボードだ。OC向けということで、メモリスロットは2つに抑えつつ、高速なDDR5-8200+(OC)メモリをサポートする。基板上には、スタート/リセットボタンを搭載。価格は34,000円前後と、OCマザーとしては安価に購入できるのもポイントだ。

  • ASUSの「Z790-AYW OC WIFI」。高性能なZ790のOCモデルながら、価格を抑えた

  • ネットワークは、Realtek 2.5GbEとWi-Fi 6。10GbpsのUSBタイプCも備える

また同社からは、Mini-ITXマザーボードの「Prime N100I-D D4-CSM」も新発売。Intelのモバイル向けCPU「N100」(4コア/4スレッド)を搭載し、大型ヒートシンクによるファンレス運用が可能だ。メモリは、SO-DIMMのDDR4が1スロット。映像出力は、HDMI、DisplayPort、VGAの新旧3端子を揃え、使いやすい。価格は25,000円前後。

  • 「Prime N100I-D D4-CSM」。基板上には、M.2スロットも用意されている

  • ビジネス向けということで、背面I/OにはVGA端子やCOMポートなども備える

GIGABYTEも背面コネクタマザーを投入

GIGABYTEの「B650E Aorus Stealth ICE」は、同社初の背面コネクタ対応マザーボードだ。AMD B650Eチップセットを搭載したモデルで、基板やクーラーはホワイト系のカラーで統一。基板の大部分をクーラーがカバーしており、非常にスッキリとした見た目を実現したほか、組み立ても簡単になっているという。価格は48,000円前後。

  • GIGABYTEの「B650E Aorus Stealth ICE」。PCI Express x16は1つだけ搭載する

  • 背面にコネクタを配置。対応ケースについては、WEBにリストが掲載されている

2スロット厚のRadeon RX 7900 XTX/XT

ASRockの「RX7900XTX CT 24G」「RX7900XT CT 20G」は、2スロット厚のスリムなRadeon RX 7900 XTX/XTグラフィックスカード。外排気のブロワファンを搭載しており、複数枚を並べて使うときでも、効果的な冷却が可能だ。また補助電源がケース前方に付いているため、幅が狭いケースでも使いやすい。価格は218,000円前後と165,000円前後だ。

  • ASRockの「RX7900XTX CT 24G」。カード長は312mmで、外観はどちらもほぼ同じ

  • 補助電源コネクタはこの位置にある。ケーブルがサイド側に飛び出さない