英Nothingは7月8日、サブブランド「CMF by Nothing」初のスマートフォン「CMF Phone 1」を発表した。価格は199ドルから(1ドル=160円換算で3万1840円、日本での発売は「未定」)。廉価帯のスマートフォンだが、スタイル重視で独自性に富んでおり、リアパネルを交換したり、アクセサリを追加することで様々にカスタマイズできる。

デザインコンセプトはシンプルである。背面の小さいネジ(4カ所)とホイール状の大きなネジが簡単に取り外せるようになっており、リアパネルを別のものと交換したり、アクセサリを装着する。シンプルにリアパネルを別の色に交換するだけではなく、異なる色のSIMトレーやホイールを組み合わせてカラフルなカスタマイズを楽しめる。

共に発表されたアクセサリは、折りたたみ可能なキックスタンド「STAND」、ストラップ「LANYARD」、カードケース「CARD CASE」(最大3枚のカードを収納可能)の3つ。CARD CASEは、カードホルダー部分をマグネットで着脱できるようになっている。このマグネットは、MagSafe互換のスタンドやスマートフォンリングのようなアクセサリとも使用できる。

SoCは「MediaTek Dimensity 7300 5G」(8コア、最大2.5GHz、TSMCの4nm技術で製造)。RAMは8GB(RAM Boosterで+8GB)。ストレージは128GB、256GB。最大2TBのmicroSDカードを使用可能。

ディスプレイは6.67インチのSuper AMOLED LTPS(1080 x 2400 、395ppi)、ピーク輝度は2000nits、最大120Hzのリフレッシュレートをサポートする。カメラは、メインカメラが50MP(f/1.8)、フロントカメラは16MP。

ワイヤレスは、Wi-Fi 6(802.11 a/b/g/n/ac /ax)、Bluetooth 5.3。NFCは搭載してない。アクセサリのCARD CASEは、非接触決済対応カードをケースに入れたまま使用できる。バッテリーは5000mAh。YouTube再生のバッテリー動作時間は最大22.6時間、音楽再生だと最大45.4時間となっている。

本体サイズは164x77x8mm、重量は197g(標準ケース)。カラーは、ブラック、オレンジ、ライトグリーン。CMFケーブル(USB-C to USB-C)、ドライバー/SIMピンが付属する。