Appleは現地時間6月25日、「AirPods」シリーズとBeatsの一部イヤホンに“なりすまし攻撃”される不具合があるとして、セキュリティアップデートを提供開始した。
Appleが公開したサポートページによると、イヤホンやヘッドホンが以前にペアリングしたことのあるデバイスに接続を要求しているときに、Bluetoothの範囲内にいる攻撃者が“意図したソースデバイスになりすまし”、対象のイヤホン/ヘッドホンにアクセスできるという不具合があるとのこと。今回のアップデートを適用すると、状態管理が改善され、認証の問題が解決するという。
対象機種の最新ファームウェアバージョンは以下の通り。
- AirPods Pro(第2世代):6F8
- AirPods Pro(第1世代):6A326
- AirPods(第2世代以降):6A326
- AirPods Max:6A326
- Powerbeats Pro:6F8
- Beats Fit Pro:6F8
AirPodsシリーズのファームウェアアップデートは、AirPodsが充電中で、無線LANに接続したiPhone/iPad/MacのBluetooth範囲内にあるときに自動的に配信される。ファームウェアバージョンを確認するには、いずれも最新のiOS/iPadOS/macOSを使っていることをあらかじめ確認するよう案内している。
iPhone/iPadの場合は、[設定] > [Bluetooth] > [AirPods]に移動。[情報]ボタン(iボタン)をタップすると、[情報]のセクションにファームウェアバージョンが記載されている。
Macの場合は、Optionキーを押しながらAppleメニューのリンゴマークをクリックし、[システム情報] > [Bluetooth] をクリック。AirPodsの下にファームウェアのバージョンが表示される。macOS Ventura以降では、AirPodsの名前の横にある情報ボタンをクリックすることもできる。