シャープは、独自の迷惑電話対策機能や、シリーズ初のおサイフケータイ機能を備えた「シンプルスマホ7」を発表した。ソフトバンクから7月5日発売予定で、価格は59,760円。カラーはシャンパンゴールド、スペースブルー、ワインレッドの3色。
シニア世代向けの機能を強化した5G対応スマートフォン。新トクするサポート(スタンダード)適用時の支払額は、48回のうち1〜24回目が1,500円、25〜48回目が990円となる。
特殊詐欺の被害防止のために独自の迷惑電話対策機能を備え、シンプルスマホシリーズとして初めておサイフケータイ機能も搭載した点が特徴。大容量4,000mAhの長持ちロングバッテリーや、スマホ初心者でも使いやすいよう電話とメールの専用ボタンも装備する。
迷惑電話への対策機能の詳細は以下の通り。
- 迷惑ご注意表示:電話帳に未登録の番号や非通知の着信があった場合、画面上に注意喚起のメッセージを表示
- 電話に出る前確認:着信時に自動音声で名前と要件を確認
- 迷惑ストップ:画面上の専用ボタンをタップすると、自動音声が流れた後に通話を切断
ほかにも通話を自動録音する機能を備え、不審電話の後などに通話内容を確認可能。1件につき最大60分、計100件まで録音できる。
おサイフケータイ機能を備えたことで、シンプルスマホでもSuicaやPASMOといった交通系ICカードサービスが利用可能に。さらに「スマホ用電子証明書」にも対応したことで、マイナンバーカードを持っていれば同等の機能(署名用および利用者証明用の電子証明書)をスマホに搭載できる。
これにより、コンビニエンスストアのマルチコピー機での住民票の写しや印鑑登録証明書の取得、アプリでの薬剤・健診情報の閲覧といった、マイナンバーカードが必要となる手続きをスマホ上で行えるようになる。
決済関連では、支払時にホーム画面で指紋センサーを長押しするだけで、PayPayなどのキャッシュレス決済アプリの画面をすばやく起動できる「簡単お支払い」機能も装備する。
使い勝手の面では、「インターネットにつながらない」、「着信音が鳴らない」など困った状態になっても簡単に初期設定に戻せる「押すだけサポート」や、離れた家族などにメールで歩数や電池残量をお知らせする「元気だよメール」、スマホに話しかけて検索できる「音声検索キー」、不在着信やメール受信を点滅して通知する専用ボタンなどを搭載。指紋認証に加えて、マスクを着用したままでの顔認証にも対応する。
約5.7型/1,520×720ドットの液晶ディスプレイを備え、地図やウェブページが見づらいときに、画面の明るさやコントラストを調整して見やすくする「はっきりビュー」や、明るい日差しの下でも見やすくする「アウトドアビュー」などの機能が利用可能。
カメラは有効約5,030万画素でAF対応のメインカメラ、有効約800万画素のサブカメラを搭載。チップセットはクアルコムの「Snapdragon 695(オクタコア) 2.20GHz+1.8GHz」で、4GBメモリと容量64GBのストレージを搭載し、最大1TBまでのmicroSDカードで容量を拡張可能。OSはAndroid 14。
通信はnanoSIMとeSIMのデュアルSIM対応。4G LTE利用時の連続通話時間は約3,140分、連続待受時間は約820時間。5G利用時は約690時間連続待受できる。IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能を備え、Bluetooth 5.1にも対応する。3.5mmイヤホン端子も備える。
本体サイズと重さは、約71×158×9.4mm/約174g。IPX5とIPX8/IP6Xの防水防じん対応に加えて、米国のMIL規格(MIL/STD-810H)準拠の耐衝撃性能も備える。