シャープは3月14日、プラズマクラスター衣類乾燥除湿機の2024年モデルを発売した。加湿方式や除湿能力の違いによって5モデルをラインナップする。いずれも価格はオープン。各モデルの推定市場価格、除湿方式と1日あたりの定格除湿能力(50Hz/60Hz)は以下の通り。

  • CV-SH150(85,000円前後)、ハイブリッド方式、12L/13L
  • CV-S180(80,000円前後)、コンプレッサー方式、16L/18L
  • CV-S71(46,000円前後)、コンプレッサー方式、6.3L/7.1L
  • CV-S60(43,000円前後)、デシカント方式、9L/10L
  • CM-S100(60,000円前後)、コンプレッサー方式・冷風機能付、5.4L/5.6L
  • ハイブリッド方式の最上位モデル「CV-SH150」

最上位となるCV-SH150のハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式を組み合わせたもの。両者を自動的に切り替えて制御する。2kgの洗濯物を部屋干しして風を当てながら乾かすときの衣類乾燥スピードと電気代の目安は、梅雨の時期で約57分(約22円)、冬の時期で約75分(約26円)。

シャープ独自の「プラズマクラスター25000」によってイオン物質も放出され、洗濯物の生乾き臭を抑える効果が見込める。本体の上面には広角のワイドルーバーを配置し、上下に4通り、左右に3通りの動き方に対応(左右ワイドスイング、上下広角スイング、上向き送風、下向き送風)。衣類乾燥に使うとき、洗濯物の干し方に合わせて効率的に風を送れる。

  • 本体上面にはワイドルーバー

  • 広角ワイドルーバーと部屋干し設置の一例

部屋の除湿によって発生する水は、本体の排水タンクに溜まる。排水タンクの容量は約3.6Lで、ハンドル付きで持ち運びやすい。また、本体に市販のホースをつないで排水経路を確保すれば、24時間連続の除湿運転が可能だ(12時間以上の運転では安全のために内蔵ヒーターがオフになる)。

除湿可能面積の目安は、50Hz地域で15~30畳(25~50平方メートル)、60Hz地域で16~33畳(27~54平方メートル)。プラズマクラスター適用床面積の目安は約12畳(約20平方メートル)。本体サイズは幅365×奥行き235×高さ645mm、重さは約15kgとなっている。

  • CV-S180

  • CV-S71

  • CM-S100

  • CV-S60