カメラアプリで見かける太陽とは、プレビュー画面をタップすると現れる黄色枠付近に表示されるマークのことですね? ふだんは表示されていませんが、タップすると現れ、約3秒後には自動的に消えてしまう...確かに、役割がわかりにくいかもしれません。

黄色枠と太陽は、写真撮影時におけるフォーカス位置と明るさ(露出/取り込む光の量)補正用の目印です。暗い場所でいきなりシャッターを切ると、露出やフォーカスをほぼ全自動で調整してくれるiPhoneのカメラといえど、全体が暗いトーンで撮影されてしまうことがありますが、そのとき露出を手動補正すれば思いどおりの明るさで撮影できるのです。

黄色枠はフォーカスおよび明るさの基準とする部分を、太陽は明るさを調整するためのツマミを意味します。タップしただけでは、フォーカスをあわせる位置を調整するだけですが、太陽を上下にスライドさせることにより、露出を手動で調整できます。

つまり、写真を明るく撮りたいときには太陽を上方向へドラッグして露出をプラス補正し、暗く撮りたいときには太陽を下方向へドラッグして露出をマイナス補正します。

調整した露出値は、被写体/構図に大きな変化が生じないかぎり保持されます(黄色枠/太陽が薄く表示)。カメラの向きを大きく変えたとき、プレビュー画面をタップしてフォーカスをあわせる位置を変更したときには、黄色枠/太陽が消え、再びフォーカス/露出が自動調整されます。

  • カメラアプリで見かける黄色い太陽の意味とは