米Microsoftが1月30日(現地時間)に発表した同社2024年度第2四半期(2023年10〜12月)決算は増収増益、売上高・利益ともアナリストの予想平均を上回った。AIを導入する企業の動きが加速し、クラウド事業が全体の伸びを牽引した。また、More Personal Computingの売上高が前年同期比19%増加した。そのうち15ポイントは、Activision Blizzardの買収完了による上昇だが、PCの出荷台数が新型コロナ禍前の水準に回復しており、Windows OEMの売上高が前年同期比11%増だった。

10〜12月期の売上高は前年同期比18%増の620億2000万ドル。純利益は同33%増の218億7000万ドルだった。1株利益は2.93ドル。市場予想の平均は売上高611億2000万ドル、1株利益2.78ドルだった。以下は事業別の売上高。

More Personal Computing

売上高168億9000万ドルで、前年同期比19%増。

Windows OEMは前年同期比11%増で、2四半期連続の成長を遂げた。約2年にわたってPC業界に課題をもたらしていた在庫問題が解消し、需要と供給のバランスが安定し始めた。一方で、Surfaceを含むデバイスの売上高は同9%減だった。年末商戦に向けて「Surface Laptop Studio 2」や「Surface Laptop Go 3」などが投入されたが、Surfaceの売上減少が続いている。2024年1〜3月期についても減少を予想しており、AI PC世代のSurface新製品の登場は4月以降になる可能性が高い。

ゲーミング事業は、Xboxコンテンツ/サービスの売上高が前年同期比61%増(55ポイントはActivision Blizzard買収による上昇)、Xboxハードウェアが同3%増で、全体では49%増だった。

Productivity and Business Processes

売上高192億5000万ドルで前年同期比13%増だった。

コマーシャル向けOffice製品/クラウドサービスの売上高が前年同期比15%増。Office 365のコマーシャルシート数が9%増加し、売上高が同17%増だった。コンシューマ向けOffice製品/クラウドサービスは同5%増。コンシューマ向けMicrosoft 365の契約者数は7840万人、前期から170万人の増加。

Dynamics製品およびクラウドサービスは売上高が前年同期比21%増。Dynamics 365は同27%増だった。

LinkedInの売上高は前年同期比9%増。LinkedInセッションは同12%の増加、エンゲージメントが過去最高だった。

Intelligent Cloud

売上高258億8000万ドルで前年同期比20%増。サーバー製品およびクラウドサービスは同22%増だった。Azureおよび他のクラウドサービスは同30%増。そのうち6ポイントがAIサービスによる増加だった。使用量ベースのサービスに対する強い需要が継続している。