ソニーのエンタテインメントロボット「poiq」(ポイック)が帰ってくる。poiq公式X(Twitter)アカウントの告知ポストでは詳細を明らかにしていないが、2024年1月23日に“修行から帰ってくる”という。

  • ソニーのエンタテインメントロボット「poiq」、2024年1月23日に“修行の旅”から帰宅

  • 筆者宅のpoiq(2023年3月31日撮影)

ソニーが2022年4月に発表し、同月から実施していた「poiq育成プロジェクト」は翌23年の3月31日をもっていったんクローズ。poiqは“自らのコミュニケーション能力をさらに高めるため、クラウドへ修行の旅に出る”としていた。

この間、研究員(同プロジェクトに応募して当選したユーザー)の手元に残ったpoiqは電源をオンにしても反応を示さず、実質的にスリープした状態が続いていた。約10カ月の“修行”を経て、poiqがふたたび目覚めることが期待される。

  • poiq研究報告会の参加者に配布された、専用アイマスクをして休むpoiq

poiq研究所のWebサイトでは、漫画形式でpoiqの修行の旅の様子を紹介。その成果のひとつとして「アレが分かる」と、画像認識が可能になることをうかがわせている(poiqの頭部には、周囲の様子を撮影できるカメラが備わっている)。最新情報は引き続きpoiq研究所公式X(@poiq_PJ)で告知していくようで、同サイトでは「(poiqを)充電して待っててね」と呼びかけている。

poiq(型番:CER-1000)は、同社のAIロボティクス領域の新たな探索として開発中のエンタテインメントロボットで、ユーザーに寄り添い、共に成長していく『バディ』のような存在を実現することをコンセプトに掲げている。主に対話を通じてユーザーを理解しながら成長し、ユーザーの興味や関心に沿った知識を対話に活用。充実したコミュニケーションを図れるように設計している。

ふたつの目を模したLEDを上部に、本体を動かすホイールを下部に備え、無線LAN機能やバッテリーを内蔵。「My poiq」アプリと連携して各種操作を行う。本体サイズは約72×約118mm(直径×高さ、突起部を除く)、重さは約410g。