インターネット広告会社・アップデイトは、全国の10代から60代を対象にした「SNS疲れに関する実態調査」の結果を公開した。その結果によると、7割以上の人がSNS疲れを経験したことがあるようだ。また、最も疲れを感じるSNSは「X(旧Twitter)」だということが判明した。ネットでは「わかる」「確かに」などと話題となっている。

  • 「SNS疲れ」経験者は7割以上、一番疲れを感じるSNSは「X(旧Twitter)」だった - ネット「わかる」「確かに」

    全国の10代から60代を対象にした「SNS疲れに関する実態調査」の調査結果が公開される

本調査は、同社の運営するゲーム・アニメ・漫画のサブカルメディア「otalab」が今年8月10日~8月16日の期間に実施したもので、47都道府県在住の10代~60代男女1,000を対象に、「SNS疲れを感じることはありますか?」や「どのSNSで疲れを感じることが多いですか?」、「SNS疲れに対してどのような対処を行いましたか?」などの質問をおこなっている。

結果、「SNS疲れをしたことがありますか?」という質問では、72%が「SNS疲れを経験したことがある」と回答。同社は「SNSの発達により便利な世の中となっている一方で、そんなSNSによって疲れを感じている人も非常に多いという現状が見受けられた」とコメントしている。そして、「どのSNSで疲れを感じることが多いですか?」と聞くと、最も多かったのは、33.3%で「X(旧Twitter)」、次いで30.7%で「LINE」、23.3%で「Instagram」だった。

  • 7割以上がSNS疲れを経験している (otalab調べ)

  • 最も疲れを感じるSNSは「X(旧Twitter)」 (otalab調べ)

続いて、SNS疲れの原因として最も多かったのは、20.7%で「知りたくない情報まで知ってしまう」だった。次いで15.5%で「他人と比較してしまう」、13.3%で「返信を早くしないといけないと感じる」が続いた。そこで、「SNS疲れに対して何か対処(SNSデトックスなど)をしたことはありますか?」と質問したところ、68%と約7割の人がSNSデトックスなどの何かしらの対処を行ったことがあるようだ。具体的な対処法として、最も多かったのは「アプリを開かない」で446票、次いで「通知をオフにする」で289票、「携帯自体を触らないようにする」で234票だった。そのほか、「SNSを家族にしか教えないようにする」や、「見たくないアカウントはミュートやブロックをする」などの意見も挙げられたそうだ。

  • SNS疲れの原因は「知りたくない情報まで知ってしまう」が最多 (otalab調べ)

  • 7割近くがSNS疲れに対処している (otalab調べ)

  • SNS疲れの対処法の1位は「アプリを開かない」 (otalab調べ)

最後に、SNS疲れへの対処を行ったことがある人を対象に「効果があったか」を質問。約8割の人が「SNS疲れへの対処(SNSデトックスなど)に効果を感じている」ようだ。逆に「いいえ」と回答したい人の中には、「結局気になってSNSを見てしまう」や、「つい癖で開いてしまう」などの意見が寄せられ、SNSが日常の1部となってしまい、なかなか対処できない現状も見受けられたそうだ。

  • 8割がSNS疲れへの対処に効果を感じている (otalab調べ)

ネット上では「わかる。まさかこんなにツイート気になる生活になるなんて思わんかった」「確かにSNS疲れを最も感じるのはTwitterだわ」「年寄りのLINEはしんどそう。暇だし、執着心強いからな」「グループLINEは、出来るだけ避けて通りたい。仕方ない場合以外は全て断ってる」などの声が寄せられた。