ローランドは、BOSS(ボス)ブランドより、独自技術「MDP」(Multi-Dimensional Processing)を採用したペダルタイプのノイズ・サプレッサー「NS-1X」を2023年冬に発売する。市場想定価格は、26,400円前後。
「NS-1X」は、独自技術「MDP」(Multi-Dimensional Processing)を採用したペダルタイプのノイズ・サプレッサー。「MDP」は、周波数特性、倍音構成、ダイナミクスや演奏の音域、奏法に伴う音色変化などを、信号が入力された時点で瞬時に解析し、さらに、時間とともに変化していくこれらの要素に対し、リアルタイムで最適な処理を行う多元的信号処理技術。音楽的な表現力を失うことなく、最適なノイズ・リダクション効果を得られるという。幅広い周波数帯域に対応しているので、一般的なギター、ベースはもちろん、7~8弦などの多弦ギターや、5弦ベース、電子楽器の使用にも対応する。
「REDUCTION」「GATE」「MUTE」の3モードを用意。「REDUCTION」は不要なノイズのみ取り除く汎用性の高いモード、「GATE」は高速でノイズ・リダクションを行うモード、「MUTE」はエフェクトをONにしている間、すべての信号を遮断するモードとなっている。3つのパラメーター・ノブは、使用機材、環境、演奏形式などに合わせて設定を変更できる。また、除去したノイズ・レベルをリアルタイムで表示する「リダクション・インジケータ―」により、ノイズ・リダクションのかかり具合を視認できるようになっている。「THRESHOLD」はノイズ・リダクションを開始する信号のレベルを調節するパラメーター・ノブ、「DECAY」はノイズ・リダクションが開始する際の、音の減衰時間を調節するパラメーター・ノブ、「DAMP」はノイズ・リダクションによるノイズの減衰量を調節するパラメーター・ノブ。
サイズ/質量はW73×D129×H59mm/460g(電池含む)。本体のほか、アルカリ電池(9V形、本体に接続済み)などが付属する。