今回は、イヤホン専門店のe☆イヤホン秋葉原店 本館に、Bluetoohスピーカーの売れ筋を取材しました。

春夏を中心に例年安定して売れるというBlurtoothスピーカーですが、今年は特に盛り上がっているとか。同店スタッフのつくちゃんさんは「コロナ禍が明けて、外で使いたいという需要が伸びてきた感触がありますね。海外から来店する方や学生さんが結構増えています」といいます。

  • e☆イヤホン秋葉原店 本館 2階にあるBlueoothスピーカー売り場。2階フロア長のつくちゃんさんにナビゲートしてもらった

「Bluetoothスピーカー選びの三カ条」を踏まえ、同店の売れ筋ランキングを見ていきましょう。

<Bluetoothスピーカー選びの三カ条>

  • まず大切なのは、メインで使う場所や用途を決めること。アウトドアなら防塵防水仕様のチェックを。
  • 同じ理由で重量と固定しやすさ、バッテリーの持ち時間をチェックしていくことも重要。
  • スピーカーの質は幅広い。自分のスマホを接続して、音の具合を確かめて比較しよう。

※本文と写真で掲載している価格は、取材した2023年8月1日11:30時点のe☆イヤホンWeb本店価格のものです。本店とは異なる場合があり、日々変動もしているので、参考程度に見てください。

第1位:軽くてIP67で5,000円未満のJBL「Go 3」

一番人気に挙げられたのは、JBLの「Go 3」です。209gの軽量なスピーカーで、連続再生時間は5時間。IP67等級の防塵防水性能を備えており、7色のバリエーションを備えています。ブラックモデルの取材時の価格は4,720円でした。

「リーズナブルな価格で持ち運びやすく、防塵防水性能も高いということでよく選ばれています。プールサイドや砂が付く場所にも安心して持ち込めるんですよね」

  • JBL「Go 3」

第2位:40W出力の迫力が支持されるJBL「Charge 5」

続く2位もJBL製品です。40W出力のスピーカーを内蔵した「Charge 5」。連続20時間の再生が可能で、1位のGo 3と同じくIP67等級の防塵防水性能を備えています。5種類のカラーがあり、重量は960g。取材時の価格は21,780円でした。

「大きめのサイズでステレオになっているので、ご自宅で迫力あるフェスのような音で音楽を聴きたいという人に選ばれる印象です。ただ、外に持ち出して使う方も珍しくないですよ」

  • JBL「Charge 5」

第3位:音質はもちろんインテリアとしても人気のMarshall「Willen」

3位には、Marshallのスクウェアデザインのスピーカー「Willen」が入りました。IP67等級を備える約310gのモデルで、連続再生時間は約15時間となります。カラーはBlack&BrassとCreamの2色があり、取材時の価格は14,380円でした。

「ギターアンプで有名なメーカーだけに、楽器の音をとてもきれいに出してくれます。見た目もかわいいので、インテリアとしても人気がありますね。こちらもIP67等級なので海にも安心して持ち出せますし、裏がストラップになっているので固定しやすい特徴もあります」

  • Marshall「Willen」(左)

第4位:Charge 5よりもモバイル志向の「Flip 6」

4位は再びJBL製品です。30Wの出力を備える「Flip 6」で、取材時の価格は15,840円でした。IP67等級の防塵防水性能があり、12時間の連続再生が可能。カラーバリエーションは7種類あります。重量は550gです。

「Charge 5とは違ってモノラルスピーカーとなりますが、持ち運びやすさはこちらが上です。価格も抑えられるので、どちらかといえば外で使うことが多い人はFlip 6を選ばれますね」

  • JBL「Flip 6」

第5位:お風呂でも使えるとうたう「SRS-XB100」

5位には、ソニーのアクティブスピーカー「SRS-XB100」が選ばれました。こちらもIP67等級で、約16時間の連続再生が可能。重量は約274g。4色のバリエーションがあり、取材時の価格は8,740円でした。

「お風呂でも使えるとうたっていて、その目的で買われることが多い製品ですね。音楽でも映画でもバランス良く、かつ迫力ある音で出せるので、幅広いジャンルでお勧めできます」

  • ソニー「SRS-XB100」

はみ出し情報・・・インテリア人気で目立つ「Ditoo Pro」に「Cyber Cube」

ランキング外でも目立つ売れ方をしている製品を尋ねたところ、つくちゃんさんはインテリア人気が高いモデルを複数紹介してくれました。

まず挙げられたのは、DIVOOMの「Ditoo Pro」です。ブラウン管テレビ風の画面でピクセルアートやミニゲームが楽しめるユニークな機能を備えています。価格は12,000円でした。

「見た目がかわいらしいのですが、公開されているピクセルアートをダウンロードしたり、音声メモを残したり、インターネットラジオを聴いたりと、いろいろ多機能です。長くヒットしていますね」

  • DIVOOM「Ditoo Pro」(中央)

男性には、MUSENの「Cyber Cube」と「Wild Mini」が定番の人気があるといいます。価格は順に12,650円と10,950円でした。

「このガジェット感がいいということで選ばれますね。LEDライトも付いていて、Cyber Cubeはスピーカー回りが光るというギミックがあります」

  • MUSEN「Cyber Cube」(左)と「Wild Mini」(右)