ソニーは8月29日、フルサイズ対応の超広角ズームレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II」を発表した。開放F2.8通しの“大三元”超広角ズームレンズで、従来モデルよりも小型軽量化と軽量化を図りつつ、AF用モーターにXDリニアモーターを搭載してAF性能を高めた。近接撮影性能も向上した。ズーム時も重心が変化しづらい特徴を売りに、ジンバルに装着して使いたい動画撮影層にも売り込む。
価格はオープンで、予想実売価格は35万円前後。発売は9月22日。
2017年7月発売の「FE 16-35mm F2.8 GM」の改良版。おもな改良点は以下の通り。
- 従来モデルと比べて全長を約10.1mm、重さを約133gサイズダウン
- XAレンズの採用で解像性能を向上
- AF用モーターにXDリニアモーターを搭載、高速連写にも対応
- ズームをしてもレンズの重心が変わりづらい設計
- 絞りリングを新たに搭載
- 近接撮影性能を向上、最短撮影距離はズーム全域で0.22m、最大撮影倍率は0.32倍
- レンズフードを従来よりも小型化
レンズ内手ブレ補正機構は搭載しない。レンズの寸法は87.8×111.5mm、重さは約547g。フィルター径は82mm。防塵防滴に配慮した設計としている。