パナソニックは8月28日、「ななめドラム洗濯乾燥機」シリーズの新モデル「NA-LX129CL/R(左開き/右開き)」を発表した。10月上旬に発売する。価格はオープン、推定市場価格は390,000円前後。洗濯・脱水容量は12kg、乾燥容量は6kg。

  • パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機、新モデルの「NA-LX129CL/R」

新モデルは、業界初となる「酸素系液体漂白剤の自動投入」を可能になった「選べるタンク」を装備。ななめドラム洗濯乾燥機シリーズは2021年モデルから、洗濯時に液体合成洗剤や柔軟剤の適した量を自動で投入する自動投入機能に、おしゃれ着洗剤の投入機能を追加した「トリプル自動投入」を搭載している。

これまでの「おしゃれ着洗剤用タンク」を、酸素系液体漂白剤も使えるようにした「選べるタンク」に変更。子どもが小さくて汚れが多いうちは漂白剤を、子供が大きくなってからはおしゃれ着洗剤をといったように、変わっていくライフスタイルに対応できるとする。

  • 一番右側のタンクが「選べるタンク」に変更された

新開発の衣類ケアコースとして「はっ水回復コース」も用意。着用に伴って低下したアウトドアウェアなどのはっ水機能を、ヒートポンプ乾燥の熱でよみがえらせる(ユニチカガーメンテック調べ)。なお、はっ水回復の度合いは、衣類の種類によって異なるほか、生地の劣化によるはっ水劣化は回復できないとする。

  • 「はっ水回復コース」を新搭載

スマートフォンの「スマホで洗濯」アプリと連携する機能も強化。好みのコースを本体に3コース追加できる「ダウンロード」機能を備えたほか、アプリからのみ使えるコースとして「レースカーテン」「敷きパッド」コースを追加した。

スマホで洗濯アプリは、つながっているすべてのななめドラム洗濯乾燥機から取得した運転データとユーザーによる運転状況をAIが学習。これにより、ひとり一人の洗濯スタイルに合わせた精度の高い運転終了時間をアプリで表示する。

既存モデルからの特徴として、洗濯終了後に毎回ナノイーX(48兆)を槽内に放出して洗濯槽の内の黒カビ対策の手間を軽減する「ナノイーX槽カビ菌除菌」機能を持つほか、本体には、抗菌ハンドルと抗菌マドパッキングを採用する。

本体サイズはW604mm×D722mm×H1,011mm、重さは82kg。洗濯から乾燥(おまかせコース)の運転時間は約98分、消費電力量は約890Wh(標準乾燥モード)。運転音は洗濯時が32dB、脱水時が41dB、乾燥時が46dB。

  • 正面から見たようす

また、下位モデルの「NA-LX127CL/R(左開き/右開き)」「NA-LX125CL/R(左開き・右開き)」「NA-LX113CL(左開きのみ)」も同時に発売する。価格はすべてオープン。推定市場価格は順に340,000円前後、310,000円前後、260,000円前後。洗濯・脱水容量はNA-LX127CL/RとNA-LX125CL/Rが12kg、NA-LX113CLが11kg、乾燥容量はすべて6kg。