韓Samsungは7月26日に韓国・ソウルで開催したイベント「Galaxy Unpacked July 2023」において、同社のスマートウォッチ「Galaxy Watch」の最新モデルとなる「Galaxy Watch6」シリーズを発表した。
ラインアップは、通常ベゼルの「Galaxy Watch6」と回転ベゼル搭載の「Galaxy Watch6 Classic」の2機種で、「Galaxy Watch6」は44mm(グラファイト/シルバー)、40mm(グラファイト/ゴールド)の2サイズ。「Galaxy Watch6 Classic」は47mmと43mmの2サイズで、カラーはいずれもブラック/シルバーの2色。製品については、インプレッション記事「ベゼルスリム化でよりスタイリッシュになった『Galaxy Watch6』シリーズ」も合わせて参照されたい。
一部市場では、発表当日より予約の受付を開始し、8月11日より発売となる。価格は「Galaxy Watch6」が299ドルから、「Galaxy Watch6 Classic」が399ドルから。日本での販売予定については現時点ではアナウンスされていない。
「Galaxy Watch6」シリーズは、最新の睡眠測定機能/ウェルネス機能を搭載。睡眠状況を分析する「睡眠スコアファクター」機能、睡眠状態をフィードバックする「スリープ・メッセージ」機能、毎日の睡眠時間が一定しているかを示す「スリープコンシステンシー」、ユーザーの睡眠タイプを示す「スリープアニマル・シンボル」などを利用できるほか、強化された睡眠コーチング機能も搭載。ウォッチ/スマートフォン全体でスリープモードを適用し、睡眠環境をサポートする。
フィットネス機能では、個人ごとの身体能力に合わせて設定される心拍ゾーン機能を利用可能。既存のトラッカーに加え、新たに追加された「トラック・ラン」でユーザーの走りを記録したり、「カスタム・ワークアウト」で自分だけのワークアウトを構築・記録できるようになった。
このほか、不規則な心拍リズムの通知機能、夜間の皮膚温度管理、転倒検知機能なども備える。
デザイン面では、ディスプレイの表示領域サイズを約20%大型化。ピーク輝度2,000nitsと明るいディスプレイで、視認性を向上させている。プロセッサ/メモリも強化され、スムーズな処理を可能としているという。
「Galaxy Watch6」のベゼルは約30%、「Galaxy Watch6 Classic」の回転ベゼルは約15%薄型化。バンドもワンクリックタイプのものとなり、付け替えが簡単に行えるようになっている。ディスプレイの大型化/消費電力の削減も行っており、約8分の急速充電で約8時間の追加使用が可能。
「Galaxy」ファミリーとの連携では、「Galaxy Z Flip5」のカメラのリモート操作、「Galaxy Tab S9」シリーズの大画面でのフィットネス進行状況確認、「Galaxy Buds2 Pro」の接続の自動切替などが行えるほか、「Find My Phone」機能を利用したスマートフォンの位置特定なども利用できる。