有料動画配信サービス・Netflixが7月20日から、「アカウントを同一世帯にお住まいでない方と共有している日本のメンバー」を対象に、アカウント共有についての注意喚起メールの送付を開始している。具体的な罰則などは明記されていない。ネットでは「離れて暮らす家族との共有はOKにしてほしい」などの声が寄せられている。

  • Netflixアカウント「別世帯と共有」、日本でも取り締まりか? 注意喚起のメール送付

    別世帯とアカウント共有する日本のユーザーに向けて、注意喚起するメール送信を開始

Netflixによると、「Netflixアカウントは1つのご世帯内でご利用いただくことを想定しています」とした上で、「同一世帯にお住まいの方であれば、ご自宅や外出先、旅行中、どこからでもNetflixをご視聴いただけるほか、プロフィールの移行、アクセスとデバイスの管理といった新機能もご活用いただけます」と説明している。

あわせて送付メールには、自身のNetflixアカウントの使用状況を確認する方法が記載されている。また、同一世帯に住んでいない人とアカウント共有している場合、プロフィールの移行をするように促している。

  • 実際に送付されたアカウント共有についてのメール

Netflixのアカウントは、スタンダードプランでは最大2台、プレミアムプランでは最大4台までのデバイスでの同時視聴が可能で、家族が同時に異なるコンテンツを視聴できるようになっている。

アカウント共有の仕組みでは、同一世帯内での利用を前提としている。しかし最近では、離れて暮らす家族や友人間でアカウントを共有するユーザーが増加。同社は、こうした状況に対応するために、これまで各国でアカウント共有の規制を強化する対策を進めてきた。たとえば、米国では今年5月から、追加で月額7.99ドル(約1,100円)払うことで、アカウントを合法的に共有できるサービスの提供を開始していた。

ネットでは「日本のアカウントを知らん外人が使ってたとか聞くな」「んじゃAmazonprimeにするからいいですぅ」「離れて暮らしてる家族との共有はOKにしてほしいんだが」「持ち玉共有OKって言ったじゃないですかー!」「問題はどうやって調べるんだろうな?外はスマホで、家ではテレビみたいな人とタダ乗りしてる人の区別ってつくの?」「多分流行らせるためにわざと放置してたってやつだろ」などと話題となっている。