KDDI、Starlinkの海上用サービスを法人向けに提供開始

KDDIは7月3日、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」の海上利用向けサービスを法人向けに提供開始した。

Starlinkは米スペースXが運用している衛星コンステレーションによる高速データ通信サービス。KDDIは日本国内における法人向けの窓口を担っているほか、自らの遠隔地における基地局整備や災害対策にもStarlinkを活用している。

海上用サービスは海運会社や漁業組合、客船運営者などに向けて提供される。洋上では従来から静止軌道衛星によるサービスが主な通信手段として使われているが、それらと比較するとStarlinkは通信速度が速く、船上でのDX推進による作業効率化や船員・乗客の満足度向上などといった効果が期待される。

アンテナ（通信端末）は陸上用サービスでも使われている上位モデルの「Flat High Performance」タイプ。航海中に下り最大220Mbpsの通信を利用できるという。