Beats by Dreは、音質やノイズキャンセリング(NC)機能を強化し、最大36時間音楽を聴ける完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds +」を発表。Appleオンラインストアでは6月12日午後4時から、Apple StoreとBeats正規販売店では翌13日から販売開始する。価格は24,800円。

  • Beats Studio Buds +。(左から)アイボリー、トランスペアレント、ブラック/ゴールドの3色展開

2021年に発売し、人気を集めた「Beats Studio Buds」の第2世代モデル。“Studio Budsファミリーのニューモデル”と位置づけており、NC効果が前機種比で最大1.6倍、外部⾳取り込みモードの精度は最大2倍まで向上。充電ケース込みの再⽣時間は、NC/外部音取り込みオフ時で最大36時間に強化した(初代Studio Budsは最大24時間)。カラーはトランスペアレント、ブラック/ゴールド、アイボリーの3色展開。

  • イヤホン本体を並べたイメージ

独⾃の⼆層構造のトランスデューサーを搭載し、クリアな低⾳と歪みの少ないサウンドを実現。独⾃のアコースティックプラットフォームによって、パワフルでバランスに優れたサウンドが楽しめるとする。また、3つの通気⼝によってオーディオの再現性を向上させるだけでなく、装着時の圧⼒も低減。XS/S/M/Lの4サイズのイヤーピースを同梱し、快適な着け⼼地に加えて、最適な密閉性やサウンドパフォーマンスも追求している。

  • Beats Studio Buds +(トランスペアレント)

  • トランスペアレントには、特徴的な半透明デザインを採用

空間オーディオも初代から引き続きサポートし、対応する機種とコンテンツの組み合わせで「同時に64台のスピーカーに囲まれているような感覚」が味わえるとする。音楽ストリーミングサービスのApple Musicユーザーであれば、Dolby Atmosでミックスされた楽曲を再生すると自動で空間オーディオに対応し、クリアで⽴体的な奥⾏きのあるサウンドが楽しめる。

  • ブラック/ゴールドのイヤホン本体

  • ブラック/ゴールドの装着イメージ

イヤホン本体の「b」ボタンで、NCと外部音取り込みモードを切り替え可能。3倍の⼤きさに改良したマイクと再設計したベント、パワフルなプロセッサーを搭載したことで、初代よりもNCの効果が最⼤1.6倍、外部⾳取り込みモードの精度は最⼤2倍まで向上したとアピールしている。

声を認識するインテリジェントアルゴリズムと、新しいアコースティックアーキテクチャによって進化したマイクの組み合わせで、通話品質も強化。周囲のノイズを取り除きながら通話相手にクリアな⾳声を届けられるとする。

bボタンでは、上記のNC/外部音取り込みモードの切り替え以外にも、音楽再生や着信応答、音声アシスタントの起動といった操作が行える。さらに⻑押し機能を設定することで音量調整も可能になり、片方で音量を上げ、もう片方で音量を下げられるようになる。

  • アイボリーのイヤホン本体を充電ケースに収めたところ

  • アイボリーの装着イメージ

Bluetooth Class 1テクノロジーを採用。通信範囲が広く、ペアリングしているデバイスをどこに身に着けていても、音が途切れにくく安定した接続ができるという。初代同様に、AppleデバイスとAndroidデバイスに両対応。iCloudアカウントに登録したAppleデバイスとはワンタッチペアリングが可能で、Androidデバイスでは初回のペアリング作業が簡単に行える「Google Fast Pair」が利用できる。

Appleデバイス向けの「探す」と、Androidデバイス向けの「端末を探す」にも対応しており、イヤホンを紛失しても最後にイヤホンを検出した場所を確認して探せるという。Appleデバイスでは、「Hey Siri」と話しかけて音声アシスタントをハンズフリーで起動可能。Androidデバイスでは専用のBeatsアプリからカスタマイズでき、ソフトウェアや新機能のアップデートも行える。

  • トランスペアレントの充電ケース底面

再生時間は、イヤホン単体で最大9時間、充電ケース込みで最大36時間(NC/外部音取り込みオフ時)。NC/外部音取り込みオンの場合は単体で最大6時間、ケース込みで24時間使える。また、Fast Fuel機能に対応しており、5分の急速充電で最大1時間音楽を聴ける。イヤホン本体はIPX4相当の耐汗耐水性能を備える(充電ケースは非対応)。

製品パッケージには、再⽣素材と“責任ある⽅法で管理された森林”で調達されたという原⽊を原料とした⽊製繊維を95%使⽤。ドライバーの磁⽯には100%レアアース素材を、メインロジックボードのはんだ付けには100%再⽣スズを使っている。なお、Studio Buds +では⽔銀やべリリウム、PVC、BFRは使っていない。