ソリダイムは5月17日、データセンター向けSSDの新製品として、QLC NANDを記憶域に採用する「D5-P5430」を発表した。複数のフォームファクタで展開し、3.84TB~30.72TBまで大規模な構成をラインナップする。

  • ソリダイム、QLC NAND採用のデータセンター向けSSD「D5-P5430」 最大30.72TBモデルも

第4世代QLC NANDを記憶域に採用することで、極めて高いデータ密度を実現できるというデータセンター向けSSD製品。同社ではQLC NANDの採用について、サービスによっては負荷の大半をデータの読み取りが占めることがあるため、このような目的では大規模かつ高速な読み取りを行えるQLC NAND SSDが適切だと説明。ラックあたりの容量を最大化してTCOを低減し、性能のバランスを最大化することでコスト削減に役立てられるという。

今回提供が明らかにされたフォームファクタはU.2、E1.S(9.5mm)、E3.S(7.5mm)の3種類で、3.84TB~30.72TBまでラインナップする。

  • 今回発表された製品ラインナップ

  • 位置づけ(一番右)。大容量データの読み込みに適したモデル

  • データセンターではさらに高密度化の需要が高まっている

  • QLC NAND採用でも高速なデータ転送を実現。保守性ももちろん確保

  • U.2、E1.S(9.5mm)、E3.S(7.5mm)の3種類

  • データセンターにおいてはQLCで足りるワークロードがほとんど。読み取り需要は莫大で、もはや製品寿命は十分すぎるほど長くなっている

  • TLC NAND比でも主要な用途で同等以上の性能を実現

  • 用途に最適化した適切な製品選びで大幅なコスト削減に貢献