NTTドコモは3月29日より、ソニー製5Gスマートフォン「Xperia 10 III SO-52B」をAndroid 13に更新するアップデートの配信を開始した。
アップデート内容は以下のとおり。このほか、製品をより快適に利用できるようにするための更新も含まれる。
- Android 13へのOSアップデート。Android 13の詳細は後述およびGoogle Japan Blogの紹介記事を参照
- セキュリティ更新。Androidセキュリティパッチを適用し、セキュリティパッチレベルが2023年3月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidのセキュリティに関する公開情報 - 2023年3月」を参照のこと。
更新時間は約21分。更新後のソフトウェアバージョンはビルド番号「62.2.B.0.416 release-keys」となる。
Android 13へのアップデートにより、以下のような新機能が利用できるようになる。
カラーテーマのカスタマイズ
ホーム画面の空いている場所を長押しして、そこから設定を行うことにより、テーマ別アプリアイコンのカラーテーマを壁紙設定に合わせて自動で変更することができる。
新しいクイック設定パネル
クイック設定パネルがアップデートされ、実行中のアプリのリストを表示できるようになる。このリストから、ボタンをタップすることでアプリを簡単に停止できる。また、QRコードスキャナーを起動することも可能。
アプリごとの言語設定
これまではアプリの表示言語を変更したい場合、システム全体の言語設定を変更することしかできなかったが、Androide 13では、対応アプリにおいてアプリごとに個別の言語設定を行えるようになる。
その他のカスタマイズ
- メディアコントロールを更新し、アルバムアートワークの表示、曲の進行に合わせて動く再生バーなど、音楽を聞く際の外観や操作感を向上させている
- おやすみ時間モードのカスタマイズが可能になり、就寝時間にはスター付きの連絡先からの着信や同一発信者による再着信などのみを知らせる設定が行えるようになる
安心利用
- メディアライブラリ全体とではなく、特定の写真や動画のみをアプリと共有
- クリップボードへの不要なアクセスの防止。メールアドレス/電話番号/ログイン情報などをコピーすると短時間でクリップボードの履歴から削除される
- 通知がデフォルトでオンになることなく、ユーザーが許可したアプリの通知のみを受け取れる
マルチデバイスでの連携向上
- 空間オーディオ対応
- メッセージアプリを使ったChromebookでのメッセージ送受信
- Bluetooth Low Energyオーディオ対応
- スマートフォンとタブレットの間でのコピー&ペースト
- タブレットのタスクバーによる、アプリの確認と分割画面モード化
- 手のひらとスタイラスペンを登録することによる誤入力の防止
その他
- サードパーティのカメラアプリのHDRビデオ対応
- メディア出力スイッチャーのアップデート
- TalkBack用の点字ディスプレイ