ソニーは3月29日、VLOGCAMの新製品「VLOGCAM ZV-E1」を発表した。Eマウントを採用したレンズ交換式のVLOGCAMで、シリーズで初めてフルサイズセンサーを搭載したのが特徴。「α7S III」と同じ有効1210万画素の高感度フルサイズセンサーで高感度性能を高め、「α7R V」と同じAIプロセッシングユニットでオートフォーカス性能を高めるなど、既存モデルのいいとこ取りで性能を高めた。ボディも小型軽量に仕上げ、手軽に印象的な映像を撮影したいと考えるクリエイターや若年層に売り込む。

価格はオープンで、予想実売価格はボディ単体モデルが33万円前後、標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4.5-5.6」(SEL2860)が付属するレンズキットが36万円前後。発売日は4月21日。

  • フルサイズセンサーを搭載したVLOGCAM「ZV-E1」が登場。カラーはブラックとホワイトの2色を用意

2021年9月に発売してヒットしたAPS-Cセンサー搭載モデル「ZV-E10」に続く、レンズ交換式のVLOGCAM。写真と動画のどちらも高画質で撮影できるハイブリッドカメラのコンセプトを継承しつつ、ボケの表現や暗所での画質、超広角の撮影を求める人に向け、フルサイズセンサーを搭載したZV-E1を投入する。

  • 本体サイズはα7cに近く、とてもコンパクト

  • VLOGCAMらしくEVFは搭載しない

センサーはα7S IIIと同じ有効1210万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジンはBIONZ XRを搭載。常用ISO感度はISO80~102400(静止画、動画とも)で、拡張時はISO40~409600(静止画)、IS80~409600(動画)の超高感度に対応する。

  • α7S IIIと同じ有効1210万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、超高感度撮影に対応する

α7R Vと同じAIプロセッシングユニットを搭載し、リアルタイム認識AFに対応。認識できる被写体は人物や動物だけでなく、昆虫や車などにも対応する。AI技術を用いた「オートフレーミング」機能も搭載し、被写体が動いてもカメラを動かすことなく自動的に構図を変更できるようにした。さらに、動きながら撮影する際、被写体がうまく収まるように構図を補正する「フレーミング補正」機能も備える。

5段分の補正効果を持つボディ内手ぶれ補正機構を備える。ブレ補正の効果を高めるアクティブモード手ブレ補正を継承するほか、歩きながらの撮影で生じる大きな揺れを補正するダイナミックアクティブモードも備える。ダイナミックアクティブモードでは、画角はかなり狭くなる。

  • Bluetoothグリップにも対応する

内蔵マイクは3つ搭載しており、認識した被写体の動きに合わせて自動で指向性を切り替えられるほか、3方向から手動で指向性を選択できる。

  • 内蔵マイクの工夫で収録する音声に指向性を持たせることが可能に

  • メモリーカードスロットはSDカードの1スロットとなる

表現したい意図やシーンに合わせて色味をワンタッチで設定できる新機能「シネマティックVlog設定」も新たに搭載した。4K動画は4K/60pとなるが、6月以降に4K/120p対応に無料でアップデートできる。

  • ボディカラーに合わせたモフモフが付属する

  • 撮像素子:フルサイズExmor R CMOSセンサー(有効1210万画素)
  • メモリーカードスロット:SD(UHS-I/II対応)×1
  • オートフォーカス:ファストハイブリッドAF(位相差検出/コントラスト検出)
  • 測距点数:最大759点(静止画撮影時)、最大627点(動画撮影時)
  • 認識対象:人、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機(静止画、動画とも)
  • ファインダー:なし
  • 液晶モニター:3型チルト式(103.7万ドット)
  • シャッター:電子シャッター
  • 手ブレ補正:センサーシフト方式(5軸補正、最大5段)
  • 本体サイズ:121×71.9×54.3mm
  • 重さ:約483g(メモリーカード、バッテリー含む)