NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社が合同で、「やってはいけない危険なスマートフォンの取り扱い」を試した実験結果を3月14日に公開した。これにネットで「自分ではできないのでとても助かる」「こういう安全情報はもっと積極的に出して」などと注目が集まっている。
危険なスマホの取り扱いに関する実験を公開して、安全な利用を呼び掛けるものとなっている。実験はけっこう過激で、たとえば、スマホの充電端子などに異物が付着したまま充電する実験では、スマホの充電端子にしょうゆを付着させ、充電をおこなっている。その結果は、約1時間半で充電端子部分の温度が107℃まで上昇。端子部分を調べると、電流が流れるピン同士がしょうゆでつながり、ショートを起こしていたそうだ。しょうゆ以外でもショートする可能性があるとのことで、取扱説明書を参照して対処するように呼びかけている。
「スマホを電子レンジなどで発生するマイクロ波を浴びたと思われる『壊れたスマホ』の申告を受けることがある」として、スマホを電子レンジで加熱する実験もおこなっている。この実験では、リチウムイオン電池を抜いたスマホを電子レンジの中に入れて加熱。すると、ほんの数秒で、電子レンジのマイクロ波に反応しスマホから火花が出て、樹脂パーツが焦げ強烈な匂いが発生したという。当然スマホは使えなくなっていた。リチウムイオン電池が入った状態だったらと考えると、顔が青くなりそう。
また発表では、スマホの分解や改造について、やめるよう求めている。それらの行為によって、リチウムイオン電池が傷つき発火する原因になったり、法律違反(電波法違反)になったりする可能性があるそうだ。また、各社ごとにそれぞれ違った実験を公開しているので、興味があればぜひチェックしてほしい。
・NTTドコモ:やってはいけない危険なスマートフォンの取り扱い
https://apprev.smt.docomo.ne.jp/news/news-1447907/
・KDDI:やってはいけない危険なスマートフォンの取り扱い
https://www.au.com/lp/ts202301/
・ソフトバンク:やってはいけない危険なスマートフォンの取り扱い
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20230314_01
・楽天モバイル:やってはいけない危険なスマートフォンの取り扱い
https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/product-safety/
ネット上では「どうなるか予測できるから出来ない実験。」「こういう実験、自分ではできないのでとても助かる」「ダメ。ゼッタイ。」「こわいですね」「こういう安全情報はもっと積極的に出して欲しい。」などの声が寄せられた。