ガーミンジャパンは3月2日、ランニングGPSウォッチ「Forerunner」シリーズの新製品として、「Forerunner 265(フォアランナー 265)」「Forerunner 265S(フォアランナー 265エス)」を発売した。価格は60,800円から。上位機にあたる「Forerunner 965(フォアランナー 965)」も近日発売する。

  • Forerunner 265/265Sを3月2日、Forerunner 965を近日発売する

「Forerunner」シリーズは、精密なGPSとトレーニング機能を備えた同社のランニング向けGPSウォッチ。今回発売したForerunner 265シリーズ2機種は、大会出場やフルマラソン完走を目指して走りを楽しむチャレンジランナーに向けた製品で、ランニング以外でも普段使いできるよう、見やすさや操作性、デザインなどを改善している。

画面はタッチ操作が可能なAMOLEDディスプレイで、Forerunner 265(以下、265)は1.3インチ、Forerunner 265S(以下、265S)は1.1インチを搭載。画面デザインはコントラストを活かしたカラー基調で文字表記を見やすく拡大し、レイアウトも改善した。なお、従来通りのボタン操作も可能。

  • Forerunner 265のラインナップ。カラーはBlack(ブラック)/White(ホワイト)/Aqua(アクア)の3色

機能面では、50種類以上のアクティビティ計測や、心拍数・呼吸数・消費カロリー計測、睡眠スコアなどのライフログ機能を備え、特にランニング向けの機能が充実している。新モデルでは、これまで上位モデルに搭載していた「トレーニングレディネス」が利用可能になった。睡眠やカバリータイム、トレーニング負荷などの事前情報から、今日のトレーニングが体に与える影響を評価する機能で、どんなトレーニングを行えばいいかの目安になる。

  • Forerunner 265Sのラインナップ。カラーはBlack(ブラック)/White(ホワイト)/Pink(ピンク)の3色

このほかForerunner既存機能として、睡眠中の心拍数変動を5分ごとに測定してモニタリングするHRV(心拍変動)ステータス、レース(目標)に対する現在のトレーニング進捗やヒントなどを表示する「レースウィジェット」、別売のハートレートセンサーなどと連携することで、走行時にどれだけパワーを発揮しているかを指標で示す「ランニングパワー」、昨夜の睡眠やその日おすすめのワークアウト情報などを通知する「モーニングレポート」などを搭載している。

本体は5ATM(50m防水)の防水機能を備え、デバイスとの接続はBluetooth、ANT、Wi-Fi、USBを用意。位置情報はGPS/GLONASS/Galileo/みちびきをサポートする(GNSSマルチバンド対応)。搭載センサーは光学式心拍、電子コンパス、気圧高度計、加速度計など。

スマートフォンと連携させることで、Suica対応の電子決済機能「Garmin Pay」や通知機能、音楽ストリーミングサービスを利用可能。音楽ファイルを保存、再生できる音楽再生機能も装備する。バッテリー駆動時間は、マルチGNSSマルチバンドモード+音楽モードの約6時間~スマートウォッチモードの約13日間(265)、同約15日間(265S)。

ラインナップと価格は、Forerunner 265が Black(ブラック)/White(ホワイト)/Aqua(アクア)の3色を用意し、いずれも62,800円。

Forerunner 265SがBlack(ブラック)/White(ホワイト)/Pink(ピンク)の3色を用意し、いずれも60,800円。

Forerunner 265 (フォアランナー 265)概要

  • サイズ:46.1×46.1×12.9mm
  • 重さ:47g
  • ディスプレイ:直径1.3インチ (32.5mm)、タッチ対応AMOLED
  • 解像度:416×416ピクセル
  • カラー:Black(ブラック)/White(ホワイト)/Aqua(アクア)
  • 価格:62,800円

Forerunner 265S (フォアランナー 265S)概要

  • サイズ:41.7×41.7×12.9mm
  • 重さ:39g
  • ディスプレイ:直径1.1インチ (28.1mm)、タッチ対応AMOLED
  • 解像度:360×360ピクセル
  • カラー:Black(ブラック)/White(ホワイト)/Pink(ピンク)
  • 価格:60,800円
【お詫びと訂正】初出時、トレーニング負荷の進行状況を可視化する「負荷比」機能を搭載すると記載していましたが、「負荷比」機能は上位モデル「Forerunner 965」のみの機能となります。お詫びして訂正いたします。(2023年3月3日 19:50)