iPhoneで留守番電話サービスを使おうとなると、契約している通信キャリアの機能に頼ることになります。最近人気の大手3キャリアによる格安料金プランは、ソフトバンクの「LINEMO」を除けば留守番電話サービスが提供されないため、代替策を検討しなければなりません。

具体事例として、ドコモの「ahamo」とauの「povo 2.0」(povo 1.0は着信転送サービスの応用で伝言の録音可、ただし2023年2月現在新規加入停止)で考えてみましょう。LINEMOは月額220円の「留守電パック」が用意されているので、オプション契約を結ぶだけです。

ahamoユーザには、無料で提供される「着信通知サービス」という選択肢があります。留守番電話サービスのようにボイスメッセージを残すことはできませんが、通話中や圏外で応答できなかった着信がある場合、SMSでその旨通知してくれます。電話を折り返せればそれでOK、という場合にはこの方法でじゅうぶんでしょう。

povo 2.0ユーザの場合、着信通知サービスも着信転送サービスも利用できないため、ほかの方法を検討しなければなりません。通信キャリアを変更する、eSIMを導入しそちらの電話番号で留守番電話サービスを利用する、あるいは「伝言メモ機能」に対応したAndroid端末に乗り換える...最後の選択肢はないにせよ、現在のままでは留守番電話機能を利用できないことは確かです。

もうひとつ、料金プランや通信キャリアを変更するという手もあります。手続きには手間がかかるうえ、回線品質低下懸念も伴いますが、どうしても留守番電話サービスを使いたければ背に腹は代えられません。料金体系を睨みつつ、検討してみては?

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