フックアップは、伊IK Multimediaの新技術「AI Machine Modeling」を採用したギター向けエコシステム「AmpliTube TONEX」でキャプチャーしたサウンドを持ち運んでどこでもプレイできるペダルデバイス「TONEX Pedal」を2023年3月下旬に発売する。実勢価格は59,400円となる模様。

  • ギター向けエコシステム「AmpliTube TONEX」でキャプチャーしたサウンドを持ち運んでプレイできるペダルデバイス「TONEX Pedal」

「TONEX Pedal」は、ギター向けエコシステム「AmpliTube TONEX」でキャプチャーしたサウンドを持ち運んでプレイできるペダルデバイス。アンプシミュレーターペダルとしてだけでなく、IK Multimediaの新技術「AI Machine Modeling」でキャプチャーされた「Tone Model」を転送し、いつでもどこでも演奏に組み込める。普段使っているアンプやキャビネット、さらにはペダルエフェクターも含めた各種ギアをTone Model化してTONEX Pedalに転送することで、それらの機材を足元のペダルに集約させられる。Tone Model化したアンプ、キャビネット、コンボ、ディストーション、オーバードライブ、ファズ、EQ、ブーストなどのエフェクターおよびそのリグは、最大150種類(3プリセット×50バンク)を本体に転送して利用できる。さらにはアナログモデリングによるEQ、ノイズゲート、プリ/ポストコンプレッサーに加え、IK Multimediaのペダルエフェクター「AmpliTube X-SPACE」譲りのリバーブ5種と、VIRテクノロジーによるキャビネットシミュレーションも搭載。ユーザーは独自のIRをロードしたり、VIRテクノロジーを使ったバーチャルキャビネットやサードパーティー提供のIRにアクセスしてトーンを完成させることもできる。

ハードウェアは24bit/192kHzに対応し、5Hz~24kHzの周波数特性、ダイナミックレンジは123dBを確保。USBオーディオインターフェイスとしても機能する。筐体はアルマイト製で、ツアーでの酷使に耐えるように配慮した構造になっている。STEREOアウトのL側はMONOアウトとしても機能。MIDI IN/OUT、エクスプレッションペダル入力も装備し、プログラマブルペダルボードや外部ペダルで任意のパラメーターをリアルタイムにコントロールすることもでき、「X-Gear」ペダルシリーズとの併用も可能だ。

ソフトウェアはTONEXエコシステムの核といえる「TONEX MAX」(58,790円相当)が付属。加えて1,000種のプレミアムTone Model、無制限のユーザーTone Modelのダウンロードが可能となる。「AmpliTube 5」のフルバージョンも特典として付属。Mac/Windowsスタンドアローン、AAX、AU、VST 2/3プラグインとして起動可能で、ストンプ、アンプなど180種以上のAmpliTubeギアモデルとTONEX Tone Modelを組み合わせて利用できるので、ライブで使ったTONEX PedalのTone ModelをDAWレコーディングで活用したり、逆にレコーディングで使ったTone ModelをTONEX Pedalに入れてライブでプレイ可能だ。