民放公式テレビ配信サービスを手がけるTVerと、Zホールディングス(ZHD)、ZHDグループのZ Entertainment、ヤフー、LINEは、相互の事業間連携による長期的な業務提携の実現に向けて基本合意したと1月31日に発表した。
TVerとZHDらは今後、具体的施策について検討を開始。広告分析ソリューションの共同開発や、各社のサービス成長に向けた施策連携に加えて、販促領域における共同広告商品の開発や、TVerとZHDグループのサービスにおける複合企画の実施などを検討していく予定だ。
TVerとZHDは、「TVerとZHDならびにZE、ヤフー、LINEは、国内エンターテインメント産業の活性化に貢献すべく、本基本合意を機にさまざまな取り組みを進めていく」と表明している。
TVerは民放各社が連携し、テレビコンテンツを広告付きで無料配信するサービスで、2015年10月に提供開始。スマートフォンやタブレット、PC、テレビで毎週約600番組の見逃し配信のほか、過去作品の配信、地上波のリアルタイム同時配信、ライブ配信を展開している。
Zホールディングスでは、ヤフーグループ傘下の無料動画配信サービス「GYAO!」と、LINEのライブ動画配信サービス「LINE LIVE」を展開しているが、共に2023年3月末をもってサービス終了。動画領域のグループ経営資源は今後、LINEが展開する縦型ショート動画「LINE VOOM」に集約することを明らかにしている。