NTTドコモモバイル社会研究所が、スマートフォンや携帯電話(以下、端末)を使って行う行動に関する調査結果を発表した。全体の約6割が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答し、年々増加傾向にあることが判明した。

  • 依存? 「手持ちぶさたにスマホをいじる」人が6割、年々増加傾向も - ドコモ調べ

    NTTドコモモバイル社会研究所、端末を使った行動に関する調査結果を発表

調査は、同社が2015年から毎年行なっているもの。本調査では、全国の15歳~79歳の男女7,050人を対象に、アンケート調査を実施した。

結果として、端末を所有する人の57.5%が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答。同様の回答は、2015年で34.6%、2016年で38.1%と、年々増加傾向にあるという。

  • 全体の約6割が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答(NTTドコモモバイル社会研究所調べ)

この回答を性別・年代別でみると、10代女性が最も高く85.1%だった。10代から30代の男女はおおむね7割以上が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答している。具体的には、10代男性が75.4%、20代女性が77.3%、20代男性が69.5%、30代が女性77.4%、30代男性が69.8%となった。一方で、シニア層で「手持ぶさたに端末をいじっている」と回答したのは、男女ともに3~4割程度だったそう。

  • 性別・年代別でみると、10代女性が最も手持ちぶさたに端末をいじっているようだ(NTTドコモモバイル社会研究所調べ)

このほか、全体の47.9%が「端末を自身の近くに置く、あるいは握りしめている」と回答した。この回答の性別・年代別では、10代女性が最も高く70.8%、次いで10代男性が66.3%、20代女性が64.8%、20代男性が58.9%と続き、やはり若年層は高い割合を占めている。一方で、シニア層ではこちらでも3~4割程度だったようだ。

  • 端末を自身の近くに置いたり、握りしめたりする割合は調査年別ではほとんど変動なし(NTTドコモモバイル社会研究所調べ)

  • 10代から20代の若年層で、端末を自身の近くに置いたり、握りしめたりする割合が高い傾向にある(NTTドコモモバイル社会研究所調べ)