NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所は9月20日、感染症対策の意識に関する調査レポートを発表した。

  • モバイル社会研究所が「感染症対策の意識」に関する調査レポートを発表。キャッシュレス決済の利用率が最も高かったのは70代女性だった

このレポートは、2022年2月に全国の男女(15〜79歳)を対象として、感染症対策についての調査結果をまとめたもの。有効回答数は6,240件。

  • 感染症対策の行動 [調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]

    感染症対策の行動 [調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]

感染症対策のために普段行っている行動について質問したところ、最も多かったのは「人が集まる場所でのマスク着用」(69.3%)。

続いて、「こまめな手洗い・殺菌」(68.7%)、「3密の回避」(56.7%)が高い結果となった、逆に、感染症対策は「特に何も行っていない」と回答した人が1割程度いた。

  • 性年代別にみる「キャッシュレス決済の利用」[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]

感染症対策のうち「キャッシュレス決済の利用」に関して、実施しているのは全体で36.9%。男女別で見ると、女性が40.8%で男性は33.0%と、女性の方がキャッシュレス決済を利用していることがわかった。

年代を見ると、30代~70代の女性は4割以上がキャッシュレス決済を使用。60代・70代の女性はより高く、約半数(60代45.9%、70代48.3%)がキャッシュレス決済で買い物をしていた。

  • 他の感染症対策をしている方の「キャッシュレス決済の利用」の割合[調査対象:全国・15~79歳男女・複数回答・n=6240]

また、感染症対策を行っている人がどのくらいキャッシュレス決済を使っているか関連を調べたところ、ネットバンキング利用者(73.9%)とデリバリー・テイクアウトサービス利用者(65.0%)の割合が特に高く、キャッシュレス決済と組み合わせて使えるサービスが上位となっていた。