ガーミンジャパンは9月8日、タッチ式の四角いAMOLEDディスプレイを備えたフィットネスGPSウォッチ「Venu Sq 2」および、本体に音楽を保存できる「Venu Sq 2 Music」を発表しました。9月8日に予約開始、9月16日に発売予定です。

直販価格は「Venu Sq 2」が39,800円で、Shadow Gray/Slate(シャドウグレイ/スレート)、White/Cream Gold(ホワイト/クリームゴールド)、Cool Mint/Metallic Mint(クールミント/メタリックミント)の3色展開。

「Venu Sq 2 Music」は45,800円で、Black/Slate(ブラック/スレート)、Ivory/Peach Gold(アイボリー/ピーチゴールド)、French Gray/Cream Gold(フレンチグレイ/クリームゴールド)の3色を用意します。

同日開催されたVenu Sq 2シリーズ発表会では、新たにGarminアンバサダーに就任した女優・モデルの田丸麻紀さんがVenu Sq 2の付け心地などを紹介。また、ゲストに芸人のキンタロー。さんもVenu Sq 2を着けて駆け付けました。

  • Venu Sq 2(ヴェニュー エスキュー ツー)。カラーはシャドウグレイ/スレート、ホワイト/クリームゴールド、クールミント/メタリックミントの3色

    Venu Sq 2(ヴェニュー エスキュー ツー)。カラーはシャドウグレイ/スレート、ホワイト/クリームゴールド、クールミント/メタリックミントの3色

  • Venu Sq 2 Music(ヴェニュー エスキュー ツー ミュージック)。フレンチグレイ/クリームゴールド、アイボリー/ピーチゴールド、ブラック/スレートの3色を用意

  • 女優・モデルの田丸麻紀さん(左)がGarminアンバサダーに就任。仕事に加え、二児の母としても充実した生活を送る田丸さんがウェルネスライフを送るメッセージを発信していく。同じく二児の母であるキンタロー。さん(右)は、Venu Sq 2で日々の活動量やストレスなどを可視化できることをアピールした

画面が大きく綺麗に、バッテリー駆動時間も伸びたVenu Sq 2

今回登場したVenu Sq 2シリーズは、ガーミンのスマートウォッチの中でも、ヘルスモニタリングやフィットネス機能を重視した「Venu」シリーズに属する製品。やや小さめの画面サイズで女性の腕に巻きやすく、白・パステルグリーンを基調としたカラーも揃えています。とはいえブラックや濃いグレーのバンドも揃え、小型画面が好きな男性も着けやすいデザインだと感じました。

  • 下段がVenu Sq 2シリーズ、上段がVenu Sq 2 Musicシリーズ

  • VENUシリーズは全15モデルで展開。円形画面とスクエア型画面に分かれている

  • Venu Sq 2シリーズの直販価格

Venu Sq 2シリーズの主な特徴は以下の通り。なお、Venu Sq 2とVenu Sq 2 Musicの基本機能は同等で、大きな違いは本体/バンドカラーと、最大500曲の音楽保存機能があるかないかです。

  • 1.4インチのスクエア型AMOLEDディスプレイ
  • スマートウォッチモードで約11日間のバッテリー持ち
  • 高精度のヘルスケアモニタリング/多彩なスポーツアクティビティ
  • マルチGNSS対応(GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき[補完信号])
  • 事故検出・救助要請機能
  • Suicaによるキャッシュレス決済機能

2020年12月に発売された初代Venu Sqシリーズからの大きなアップデートは、ディスプレイの大画面化と駆動時間の倍増です。

前モデルは1.3インチのLCD(液晶)画面で、バッテリー駆動時間が約6日間でしたが、Venu Sq 2シリーズでは1.4インチのAMOLED(有機EL)画面を採用し、前モデルとほぼ同じ重さ(Venu Sqの重さは37.6g、Venu Sq 2の重さは38.0g)ながら、バッテリー駆動時間は約11日と2倍近く長く使えるようになりました。

健康管理機能も精度を高め、ガーミンの第4世代光学心拍計を搭載。24時間稼働の心拍計と血中酸素レベルセンサーを備えるほか、独自のエネルギー指標「Body Battery」や、睡眠スコア・ストレスレベルなども数値化して表示します。

運動管理機能は、ランニング、サイクリング、筋トレ、ヨガ、ピラティス、水泳、ゴルフといった25種類以上のスポーツに対応。対応スポーツを組み合わせ、独自のワークアウトも作成できます。

位置情報はGPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)のマルチGNSSに対応し、同社の強みである高精度な位置情報測位をサポート。事前に設定しておくと、事故の検知時に緊急連絡先にアラートを送る機能も備えます。

このほか、日常使いできる機能として、Suicaによるキャッシュレス決済を搭載。加えてVenu Sq 2 Musicシリーズでは、最大500曲の楽曲をダウンロードし、プレイリストなども含め本体に直接保存できます。

  • Venu Sq 2シリーズの進化点

  • 第4世代センサーの搭載で、健康データの取得がより高精度に

  • 25種類以上のスポーツ測定に対応

  • Suicaによるタッチレス決済はうれしいポイント。スマホ連携でメッセージや着信も通知します

Venu Sq 2の外観を実機でチェック!

  • Venu Sq 2のクールミント/メタリックミントを装着したところ。本体サイズは40.6×37×11.1mm

  • Venu Sq 2の裏面。第4世代光学心拍計を搭載している。充電は独自コネクタで、同梱されているUSBケーブルをつなぐ形だ

  • 右側面にはアクティビティ計測ボタン(右)、メニューボタン(左)の2つを装備

  • 左側面はボタンもなくシンプル

  • 画面は明るく見やすい1.4インチAMOLEDディスプレイ

  • ウォッチフェイスは初期内蔵のものに加え、アプリ「Connect IQ」で好きなものを選び変更できる

  • アクティビティの計測データを表示したところ

  • 健康管理(Body Batteryとストレスレベル)の計測データを表示したところ

  • 計測できるアクティビティ例

  • Venu Sq 2のシャドウグレイ/スレート。ガーミン社内でも女性はもちろん、男性が着けていることもあるそうだ

女性のスマートウォッチ着用率を高める

田丸麻紀さんをアンバサダーに迎えたガーミンが発信していくキーメッセージは『わたしをとことん知る、ガーミン。』。

ガーミンジャパン マーケティング部 シニアマネージャーの山根正大氏によると、ガーミンのスマートウォッチを使っているのは男性が圧倒的に多く、例えば2018年では男性87%、女性13%という割合でした。2021年で女性比率は2倍の26%まで増えたものの、74%は男性と差が見られます。

そこで女性が着けやすい同社製スマートウォッチ製品を「ウィメンズライン」として展開。日本は世界的に見ても女性の着用率が低いといい、国内での女性向けスマートウォッチ市場の拡大を目指します。

  • FENIX 7S/VIVOMOVE/VENU/LILY/VIVOSMART 5の5シリーズがウィメンズラインとして登場

田丸麻紀さんが発表会で装着したモデルは、Venu Sq 2 Musicのアイボリー/ピーチゴールド。また、注目しているVenu Sq 2シリーズの機能はストレスレベルで、「発表会がある時など、1日に20回~30回も見てしまいます」。アンバサダー就任については、「(Venu Sq 2シリーズは)触れば触るほど驚きや発見があるスマートウォッチでした。一人でも多くの人にこの驚きを届けられれば」と話していました。

キンタロー。さんが着用していたモデルはVenu Sq 2 Musicのフレンチグレイ/クリームゴールド。ガーミンのスマートウォッチでは、設定目標を達成したら「おめでとうございます!」などユーザーを“褒める”機能が搭載されていますが、「私は褒められたいタイプ。旦那さんからの褒めが足りない時はガーミンに褒めてもらおうと思います」と笑顔を見せていました。

  • モデルでもある田丸麻紀さん。Venu Sq 2シリーズは「スイートな感じとメンズライクなスタイルに合わせると素敵じゃないかなと」コメント

  • 「変顔なら誰にも負けません」と変顔を多く披露したキンタロー。さんからは、夫の位置情報をGPSで取っている、という発言も。Venu Sq 2シリーズで日々の活動量や動くサイクルを可視化できることが魅力だと話していた