楽天モバイルは8月26日、8月中旬より富士山頂において4G/5Gの通信サービスの提供を開始したことを発表した。

  • 富士山頂と基地局

    富士山頂(左)と楽天モバイルの基地局(右)

富士山頂については、標高3,776mの剣ヶ峰付近で5G通信サービスを、山頂を一周する“お鉢巡り”では4G通信サービスを利用できる。山頂での通信サービス提供は9月上旬までの期間限定。

加えて、富士宮ルート/須走ルート/御殿場ルートの三つの登山道を、4G通信サービスの楽天回線エリアに加えており、通年でサービスを利用できるようになった。吉田ルートについては、これまで同様パートナー回線エリアとして通信・通話を利用できる。

ただし、上記の三つの登山道についても、全域が楽天回線エリアでない場合があり、また電波状況により通信・通話が利用できない場合もあるとしている。さらに、遮蔽物や使用製品等の利用環境の影響で電波が弱く、通信・通話が制限される箇所もあるとのこと。

富士山頂での通信サービス提供は、NTTドコモ/au/ソフトバンクがすでに対応済みで、今回の楽天モバイルのサービス提供開始により4つのMNOすべてが対応することになった。楽天モバイルは2021年の夏より、2023年の山開き期間までを目標として富士山のエリア化に向けた取り組みを行っており、今後も楽天回線エリアの拡大や通信品質の向上に努めるとしている。