ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-のデジタルパワーアンプ「FX202A/FX-36A PRO」をリニューアルして7月27日に同社オンラインショップで発売した。価格は4,980円。カラーはブラックとシルバーの2色。

  • FX202A/FX-36A PRO(ブラック)

  • FX202A/FX-36A PRO(シルバー)

既存製品の部品構成をリニューアルしており、入力カップリングコンデンサを、特注生産したオーディオ用ポリエステルフィルムコンデンサへ変更。TUBE-00J LIMITED等の限定モデルで採用しており、好評だったことから同機の量産モデルにも導入したものだという。また、出力フィルターコンデンサはPILKOR製メタライズドフィルムコンデンサに変えている。

同社ではFX202A/FX-36A PROについて、「コストパフォーマンスに優れたスタンダードモデルながらも音質に更に磨きをかけ、よりいっそう進化したリニューアルバージョン」とアピールしてる。

なお、販売価格については従来の4,130円から850円値上げの4,980円としているが、部品構成の変更に伴う影響はわずかで、主に「ICの価格高騰や製造原価の上昇、輸送費の上昇、為替変動の影響」を受けたためと説明している。

主な特徴として、デジタルパワーアンプICに「TDA7492PE」を搭載し、「アナログライクな聴き味を残しつつも曇りの少ない解像感の高い音質」を追求。防磁タイプインダクタの採用により、設計通りのフラットな周波数特性で安定した出力を目指した。また、ラインインピーダンスを抑えた仕様の大電流対応インダクタの採用により、音歪みを低減したという。

最大出力は48W×2ch。本体底面に配置したDIPスイッチで、ベースゲインを20.8dB/26.8dB/30db/32.8dBの4パターンで切り替えられ、プリ側の種類や能力、ゲインに合わせて出力レベルを設定できる。

  • 本体底面のDIPスイッチでベースゲインを4パターンで切り替えられる

入力はアナログRCA、出力はバナナプラグ対応の2chステレオスピーカー出力端子を装備し、いずれも金メッキ仕様。対応スピーカーは4Ω~16Ω。電源仕様はDC12V-24V、電源容量2A以上を推奨している。本体サイズは98×123×33mm(幅×奥行き×高さ、突起部除く)、重さは325g。ACアダプター(DC12V)は別売。

  • 背面