米Amazonがビデオ配信サービス「Amazon Prime Video」のデザインを刷新する。オリジナル作品やスポーツ中継など新しいコンテンツが増加しており、ナビゲーションの改善、モダンなルック＆フィールとダイナミックなビジュアル、検索機能の強化などで、ユーザーが目的のコンテンツにアクセスしやすく、効率的に新しいコンテンツを見つけられるようにする。今週からAndroidアプリとコネクテッドデバイス（Fire TVなどTV接続デバイス）用アプリへのロールアウトを開始。夏にグローバル規模の展開を完了させ、続いてiOSアプリとWebもアップデートする。
新デザインでは、メインのナビゲーションメニューを画面左に縦に配置。「検索」「ホーム」「ストア」「ライブTV」「広告付き無料」「マイアイテム」の6つの主要ページを切り替えられる。さらに、ホームには「映画」「TV番組」「スポーツ」、ストアには「チャンネル」「レントまたは購入」があるというように、従来はメインメニューにあったカテゴリーをサブナビゲーション化することで、ユーザーが主要ページから目的のコンテンツやカテゴリへ迷わずにアクセスできる構造になっている。
Prime会員が無料で視聴できるコンテンツを青いチェックマークのアイコンで、有料コンテンツをショッピングバッグのアイコンで表現し、すっきりとしたデザインで利用者がPrimeに含まれるコンテンツと有料コンテンツを容易に見分けられるようにした。Prime会員はホーム内の「マイ・サブスクリプション」セクションからPrimeに含まれるビデオに絞り込んでナビゲートすることも可能。
Amazonオリジナル作品や独占配信作品、Prime Video Cinemaなど、Amazonメンバーに注目して欲しい作品は、ポスタースタイルの大きなアートワークのスーパーカルーセルで紹介。また、リッチな映像付きのカルーセルでトップ10チャートを目立たせるなど、要チェックなコンテンツをユーザーが見逃さないようにカルーセルを活用している。
ライブTVページは、スポーツ中継やイベントなどライブストリーミングのハブになる。現在ストリーミング中のプログラムを一覧できるチャンネルガイドなど、ライブストリーミングを見つけやすいインターフェイスを採用した。
検索機能が入力に応じて検索候補を提案し、すばやく目的の検索を実行可能。さらにジャンルや映像品質などで結果を絞り込める。検索結果にも、Primeコンテンツと有料コンテンツを見分けるアイコンが表示される。
