TOKYO MXがDolby Atmosの立体音響で制作し、ハイブリッドキャストで見逃し配信する「アンコール! 都響」(7月16日放送回)。LGエレクトロニクス・ジャパンは、2018年以降に発売した同社テレビ製品の一部が、同コンテンツを楽しめる“唯一の視聴機器”となることを発表した。

  • TOKYO MX「アンコール! 都響」で、地上波番組で初の試みとなる“立体音響・高画質”配信を実施

  • 同コンテンツの対応機種のひとつ、LGの65V型有機ELテレビ「OLED65G2PJA」(2022年モデル)

この取り組みは、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が放送している「アンコール! 都響」の7月16日放送回の見逃し配信において実施されるもの。同番組では、東京都交響楽団(都響)のこれまでの演奏会から厳選した曲をノーカットで放送している。

ハイブリッドキャスト(Hybridcast)は、放送と通信の連携サービスとして提供されている技術。今回は、SD画質で放送しているTOKYO MX2の番組で同技術を活用することで、TOKYO MX1のHD放送に相当する画質の映像を届けられるようになるという。

さらに、Dolby Atmosの立体音響で制作された映像をハイブリッドキャストで配信することで、「データ放送で立体音響・高画質の動画配信を実現する」としている。地上波放送のテレビ番組では初の試みとなる。

7月16日放送回の見逃し配信期間は7月19日13時〜7月25日23時59分。演奏曲目は「チャイコフスキー:交響曲第5番」(第933回定期演奏会Cシリーズ 2021年9月4日収録)で、指揮は都響 終身名誉指揮者の小泉和裕氏。テレビのチャンネルをTOKYO MXに合わせ、リモコンの「dボタン」を押して表示されるメニューを選ぶと、同番組の見逃し配信が見られる。

LGテレビの対応機種は以下の通り。

■2018年モデル

  • OLED W8P/G8P/E8P/C8P/B8P/B8Sシリーズ
  • SK8500P/SK8000Pシリーズ

■2019年モデル

  • OLED Z9P/W9P/E9P/C9P/B9Pシリーズ
  • SM9000P/SM8600P/SM8100P/UM7500P/UM7380P/UM7300E/UM7100Pシリーズ

■2020年モデル

  • OLED ZX/WX/GX/CX/BXシリーズ
  • NANO99/NANO95/NANO91/NANO86 シリーズ

■2021年モデル

  • OLED Z1/G1/C1/B1/A1シリーズ
  • QNED99/QNED90/NANO96/NANO90/NANO85シリーズ

■2022年モデル

  • ART90
  • OLED G2/C2/B2/A2シリーズ
  • QNED85シリーズ