スタンレー ブラック・アンド・デッカーは6月30日、プラスチック部材の50%にリサイクル素材を採用した電動工具の新シリーズ「reviva(リビーバ)」3製品を発表した。7月中旬より発売する。価格はオープン、推定市場価格(編集部調べ)は3製品とも各9,878円。

  • 電動工具の新シリーズ「reviva」(左からサンダー、ジグソー、ドリルドライバー)

シリーズ第1弾として発売するのは、DIYの基本ツールである「ドリルドライバー」(品番:REVDD12C)、「ジグソー」(品番:REVJ12C)、「サンダー」(品番:REVDS12C)の3種類。ホワイトとブラックのモノトーンを基調に、グリップ部にラバー素材を使わないシンプルなデザインだ。

筐体部材にはそれぞれ500mlペットボトル8本分(ドリルドライバー)、18本分(ジグソー)、11本分(サンダー)のリサイクル素材を使用。簡素なプラグイン方式の充電や、製品パッケージに外装・内装とも100%リサイクル可能な素材を採用するなど、細部にまで環境に配慮したとする。

  • ドリルドライバー(REVDD12C)使用イメージ

revivaというシリーズ名は、ラテン語の「新しい生命」にちなんでおり、プラスチックボトルが再生しDIYによる新たな生活をもたらすことを表しているという。同シリーズは、家庭向けの各種電動工具のほか、家電製品なども展開予定だ。

ドリルドライバー(REVDD12C)は、1充電あたり約200孔(直径8mmパイン材)の穴あけが可能。バッテリーは1.5Ahリチウムイオン(本体内蔵)、最大トルクは26N・m、回転数は0〜550回転/分(無負荷時)、クラッチ数は11段階。本体サイズはW55×L185×H210mm、重さは880g。付属品は充電器(プラグイン式)、プラス#2マイナス#8両頭ビット。

  • ジグソー(REVJ12C)使用イメージ

ジグソー(REVJ12C)は、1充電あたり約20m(9mm厚合板)の切断が行える。安全ロックボタンやブレードもワンタッチで交換可能など初心者にも扱いやすい操作機構を採用した。バッテリーは1.5Ahリチウムイオン(本体内蔵)、最大能力は木工52mm/軟鋼5mm/アルミ17mm厚、ストローク数は0〜2,800回/分(無負荷時) /ストローク⻑は16mm、ブレードはTシャンク/Uシャンク対応、ワンタッチ交換。本体サイズはW70×L190×H185mm、重さは1,170g。付属品は充電器(プラグイン式)、木工用ジグソーブレード。

  • サンダー(REVDS12C)使用イメージ

サンダー(REVDS12C)は、1充電あたり約30分の木材研磨(#120ペーパー使用)に対応。プレート部分はデルタ形状で切断面のバリ取りやコーナー、隙間、ディテール部分を研磨しやすく、片手でも両手でも保持しやすいグリップ形状を採用した。バッテリーは1.5Ahリチウムイオン(本体内蔵)、回転数は11,000回転/分(無負荷時)、本体サイズはW91×L230×H145mm、重さは830g。付属品は充電器(プラグイン式)、サンドペーパー(#80、#120、#180×各2枚)