カシオ計算機から2022年7月発売予定の新製品が発表された。ブランドはG-SHOCKとBABY-G、そしてPRO TREK。いつものように実機写真を交えてお届けしよう。

G-SHOCKの人気キャラクターが大集合!「DW-5600GU-7JR」

歴代のG-SHOCK Master of Gの裏ぶたを飾ってきた個性あふれるキャラクターたち。その面々をケースとバンドに全面プリントしたモデル「DW-5600GU-7JR」、通称「G-UNIVERSE(ジー・ユニバース)」が登場する。

  • ケースだけでなく見切りにもキャラクターがびっしり!「DW-5600GU-7JR」

  • もっともメジャーなフロッグマンはもっとも目立つ位置(ケース下部のラグ部分)に配置したとか

ベースモデルは、オリジンの意匠を受け継ぐ「DW-5600」だ。詳細は別記事「G-SHOCK、Master of G歴代キャラをカモフラで散りばめたスクエアモデル」に譲るが、そのマニアックさは写真の通り。中には海外仕様にのみ刻印されているキャラクターもあり、すべてわかる人は相当のG-SHOCKマニアだろう。価格は16,500円。

  • 上部バンド。中央のデッキブラシを持ちパラボラアンテナを装備したカメは「GW-9100」ガルフマンのキャラクター

  • 「GW-9400」レンジマンのヤマネコはともかく、左の龍は「GW-9200-1ER」ライズマン(海外用モデル)のもの……なんて、普通はわかりません!(日本用モデルはムササビ)

  • フロッグマンのカエルだけでも3種類が描かれている。ラグ部分は「MRG-1100」、その下は定番の「DW-6300」、そのずっと下部に描かれている口からパラボラアンテナを出したロボットのカエルが「GWF-1000」

サマースーツにも、Tシャツにも合う。ワークアウトでも便利なBABY-G

BABY-Gの「BSA-B100」シリーズに、パステルカラーの新色が登場。スポーティなデザインと機能・性能を持ちながら、パステルカラーのケースとバンド、メタリックなインデックスなど女性らしい雰囲気で上手くまとめている。

  • BABY-G「BSA-B100CS」シリーズは、フェミニンな3色で登場

  • ダイヤルがミントグリーンの「BSA-B100CS-3AJF」

  • シルバーのインデックスがアクセント

  • ベージュの「BSA-B100CS-4AJF」

  • インデックスはゴールド。ダイヤル外周のピンクのラインがソフトな印象を与えている

  • ホワイトの「BSA-B100CS-7AJF」

  • こちらもゴールドのインデックスとダイヤル外周にピンクのライン。大人の華やかさを感じさせる

3軸加速度センサーによる歩数計測機能、最大5本×20セットの計測が可能なタイマー、ラップメモリー(最大200本)、一定時間歩数が少ないとお知らせするステップリマインダー機能など、日常の健康管理やスポーツ時に役立つ機能を搭載している。

また、Bluetoothでのモバイルリンク機能を装備。スマートフォン用のアプリケーション「BABY-G Connected」と連携して、自動時刻修正やワールドタイムの簡単設定はもちろん、日々の活動記録管理や運動設定を簡単に行える。

さらに、カロリー算出や目標歩数設定、タイマーメニュー作成+転送、5段階運動強度付歩数ログ、ストップウオッチ計測データ保管、カレンダーのデータ一括確認なども可能だ。運動時の妨げにならない薄型のケース、暗所でのワークアウトにも役立つオートダブルLEDライト(スーパーイルミネーター)も搭載するなど、時計単体の実用性も高い。

ダイヤルがミントグリーン(BSA-B100CS-3AJF)、ベージュ(BSA-B100CS-4AJF)、ホワイト(BSA-B100CS-7AJF)の3色をラインナップ。価格は各17,050円。

かつての王道PRO TREK「2層液晶」モデルをエコ素材で復刻!「PRW-3400」

本格派アウトドアウォッチPRO TREKからは、電波ソーラーモデル「PRW-3400」が登場。従来の快適な装着性はそのままに、環境に配慮したバイオマスプラスチックをケースやバンドといった樹脂パーツ部分に採用している。

  • ベゼルがシルバーの「PRW-3400-1JF」

  • ベゼルがブラウンIPの「PRW-3400Y-5JF」

バイオマスプラスチックとは、再生可能な有機資源由来の物質を含み、化学的または生物学的に合成した高分子材料。焼却時の二酸化炭素排出量を抑制できるなどの利点があり、循環型社会の実現に向け、環境への負荷低減が期待される素材だ。本製品ではケースと裏ぶたにはヒマシ油、バンドにはトウモロコシを原料としたバイオマスプラスチックを採用している。

  • トウモロコシを原料としたバイオマスプラスチックを使用したバンド

また、時計液晶部は「デュプレックスLCD」。方位表示部と時計機能の表示部を別々の液晶にしたデュプレックスLCDによって、コンパスの表示を大型化した。つまり、懐かしの「PRX-2000」や「PRW-3000」で好評だった2層液晶が復活したのだ。

そのぶん、ケースサイズは54.7×51.7×14.6mmと現行機種と比べると大きめではある。が、これもかつてのPRO TREKの王道を思わせる風格と懐かしさ。PRO TREKには腕に装着できる計測機器として信頼を寄せるユーザーは多いのだ(私もそのひとり)。そういった方々には数値が明瞭なデジタルモデルが好まれるし、本モデルの重量がわずか63gであることも、(軽量化に有利な)デジタルモデルのアドバンテージといえるだろう。

また、簡易方位メモリーに役立つ回転ベゼルを採用。圧力センサーをケース内部に搭載することで凹凸を減らし、ボタンを操作しやすい形状となっている。

世界6局の電波を受信するマルチバンド6やタフソーラーなど実用的な機能を装備。10気圧防水、気圧傾向表示機能、気圧傾向インフォメーションアラーム、フルオートLEDライト(スーパーイルミネーター)を備え、-10℃の耐低温仕様となっている。

ラインナップと価格は、ベゼルがシルバーの「PRW-3400-1JF」が44,000円、ベゼルがブラウンIPの「PRW-3400Y-5JF」が46,200円。

PRO TREK+NANGAコラボレーションモデル「PRW-6630NA-1A3JR」

日本のアウトドア用寝具・衣料メーカーであり、国産シュラフのトップメーカーでもある「NANGA(ナンガ)」とPRO TREKのコラボレーションモデル「PRW-6630NA-1A3JR」が登場する。

品質と安全にこだわりを持つジャパンブランドNANGAとPRO TREKのスピリッツが共鳴した、アウトドア派待望の1本だ。ベースモデルは、アラビアインデックスが目を引く「PRW-6600」。

  • アウトドアウェアのイメージカラーでまとめられた「PRW-6630NA-1A3JR

ベースモデル同様、樹脂部分には環境に配慮したバイオマスプラスチックを採用。ケースと裏ぶたにヒマシ油、バンドにはトウモロコシを原料とした素材を使用している。また、ケースのSS(ステンレススチール)部分にはIP処理を施し、本作のダイヤルと裏ぶたにはNANGAのロゴが入る。

  • 3時位置には、ゴールドに輝くNANGAのロゴ

  • 裏ぶたはPRO TREKとNANGAのダブルネーム状態!

  • 遊環にもNANGAロゴが入る

方位、気圧・高度、温度を計測できるトリプルセンサーをはじめ、マルチバンド6対応電波時計、タフソーラー、腕を傾けるだけで自動点灯するフルオートライトなど、機能や性能はベースモデルと同じ。パッケージには携帯性に優れたNANGAのエコバッグが付属する。価格は66,000円。

【NANGA(ナンガ)】
伊吹山の麓、滋賀県米原市にて創業74年の歴史を誇り、高品質な国産ダウン製品を提供する国内屈指のダウンメーカー。そのブランド名は、ヒマラヤ8,000メートル級の高峰「ナンガパルバット」に由来する。おもに寝袋やジャケット、パンツ、近年ではアウトドアやファッションとしても人気のアパレルウェアを展開している。