6月2日、法政大学は、ツイッターに掲載された写真から新種のダニを発見し、「リツイート」ダニと命名したと発表し、注目を集めている。

  • Twitterが繋いだ新種ダニの発見、「リツイート」ダニと命名される

    新種の「リツイートダニ」こと「イワドハマベダニ」。SNS文化を象徴する出来事ですね

話は少しさかのぼり、2019年5月、法政大学の島野智之教授は、あるユーザーが投稿した写真から、これまでのダニのとは異なる特徴から新種ではないかと調査を開始した。そして2021年3月、ダニはチョウシハマベダニの新種だったと報告。この経緯から、そのダニの学名は「ツイッター」を採用した「Ameronothrus twitter (和名チョウシハマベダニ)」となり、これが「ツイッターダニ」と呼ばれるようになった。

このツイッターダニが発見されたというツイートが拡散される中で、今度はそれを見た一般の大学院生が、「今話題のハマベダニってこれのことだろうか? 鳥取県で撮影。」とツイッターへ投稿。すぐにこのダニに関する研究が行われ、今回、新たな新種の発見であると判明。新種ダニ発見のツイートからの、さらなる新種の発見劇となったわけだ。今回の新種ダニには「リツイート」が採用され、学名「Ameronothrus retweet (和名イワドハマベダニ)」と名付けられた。「ツイッターダニ」に続いて、さっそく「リツイートダニ」の通称で話題になっている。

ネット上では「日本にはツイッターダニとリツイートダニがいる.」「SNS文化を記録するネーミングでもあるな」「次はやっぱりiineなんでしょうね」などの声が寄せられた。