象印マホービンは5月17日、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き(えんぶだき)」の最上位モデル「NW-FA型」(2サイズ)を発表。6月21日に発売する。価格はオープン、推定市場価格は5.5合炊き「NW-FA10」が143,000円、1升炊き「NW-FA18」が148,000円。いずれもカラーは黒釉(くろゆう)と絹白(きぬしろ)の2色。

  • 圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-FA型」の黒釉(くろゆう)

  • 圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き NW-FA型」の絹白(きぬしろ)

新製品では、炎舞炊きの特長でもある、部分的な集中加熱の繰り返しで内釜の中で対流を作り出す「ローテンションIH構造」を進化している。新しい「3DローテーションIH構造」は、縦・横・斜めの激しい対流を実現。

従来モデルでは中心部の対流が弱かった点を改良し、単位面積当たり4倍以上という大火力によって、複雑で激しい対流を起こして、ごはんのふっくらした粒感と甘みを一層引き出せるようになった。

  • IHヒーターの配置と内釜の中での対流、2021年モデルと新製品(2022年モデル)の違い

新たに15通りの「炊き分けセレクト」メニューを採用し、3段階の「かたさ」と5段階の「粘り」の組み合わせ。カレーライスならしゃっきり粒感、焼きおにぎりならやや強めの粘り、味の濃いおかずならもちもち感など、料理やその日の気分に合わせて炊き分けられる。

また、画面に表示されるアンケートに回答すると、121通りから好みの炊き加減が探せる「わが家炊き」メニューも引き続き搭載する。

  • 「炊き分けセレクト」メニューの操作パネル

  • 「わが家炊き」メニューのイメージ

バックライト液晶には新たにタッチパネルを備えた。画面サイズも大型化し、従来モデルと比べて文字が大きく読みやすく、操作しやすいデザインになっている。タッチパネルは触れたときにボタン枠が表示されるので、選択したことがわかりやすい。

お手入れ性が向上し、毎回洗うのは内ぶたと内釜のみとなった。内ぶたは雑穀フィルターの一体化と、圧力ボールを排した「蒸気口セットなし」によって凹凸部分を減らしている。内釜の温度を検知するセンサーは、庫内側面に変更。「フラットトップパネル」、樹脂部を除く「フラットフレーム」、サイドセンサー部を除く「フラット庫内」など、本体表面や内部に拭き取りやすいフラットな場所を増やし、全体的にお手入れしやすくなっている。

このほか、1.3気圧の高圧力でお米の中に水分を閉じ込め、レンジであたためてもベタつきにくいごはんを炊く「冷凍ごはん」メニューを追加。火力を高めた無洗米専用の炊き方でごはんの甘みを引き出す「無洗米」メニューも追加して、対応するニーズの幅を広げている。

NW-FA10(5.5炊き)の本体サイズと重さは、W260×D330×H235mm、8.0kg。電源コード長は1メートル。炊飯時消費電力は1,240W。NW-FA18(1升炊き)の本体サイズと重さは、W295×D360×H265mm、9.5kg。電源コード長は1メートル。炊飯時消費電力は1,370W。