ソニーがハイエンドスマートフォン「Xperia 1」シリーズの最新モデル「Xperia 1 IV」、ミドルクラスのスマートフォン「Xperia 10 IV」を発表しました。従来に比べてカメラ性能が向上。サイズをほぼ変わらずにバッテリー容量が増加するなど、基本性能が高められています。今回は、両モデルを撮影する機会が得られたので、こちらではXperia 10 IVの外観を中心にお届けします。「Xperia 1 IV」の外観インプレッションと合わせてお読みください。
なお、今回撮影したのはグローバルモデルです。国内版の発売については各キャリアから発表されており(NTTドコモ、au/UQモバイル、ソフトバンク)、いずれも発売は7月上旬以降の予定となっています。
大容量バッテリーを搭載しつつ軽量・コンパクトさを維持
Xperia 10 IVは、5,000mAhという大容量バッテリーを搭載しながら軽量コンパクトを実現したミドルクラスのスマートフォン。基本的なデザインはXperia 1シリーズを踏襲しながら、手のひらに収まりやすいサイズを実現しています。
従来モデルの「Xperia 10 III」比では、縦と横が1mmほど短くなり、重さも161gと軽量化。バッテリー容量は4,500mAhから5,000mAhに増えても、サイズはむしろコンパクトになりました。
側面では、Xperia 1 IVと同様にGoogleアシスタントボタンが廃止されました。一等地に置かれていたボタンですが、ようやく廃止されたようです。
ソニーによれば、本機は5,000mAhのバッテリーを搭載した5G対応スマートフォンとして「世界最軽量」だと言います。コンパクトで軽量な5Gスマートフォンを求める人に適したスマートフォンでしょう。
軽量なだけでなく、35mm判換算(以下同)で16mmの超広角、27mmのメイン、54mmの望遠カメラというトリプルカメラを採用。メインカメラには光学式手ブレ補正を搭載して静止画の手ブレを抑えることに加え、動画撮影時には電子式手ブレ補正を組み合わせたハイブリッド手ブレ補正を実現しました。
他にも、動画撮影時の逆光補正、低照度環境下でのHDR撮影の改善、ナイトモード時にRAWでのノイズ処理を行うことによる画質の向上、デジタルズームでの画質を改善する超解像ズームといったカメラ性能が強化されました。
フロントカメラは従来と同じ800万画素カメラですが、AIによって人物を認識して改造補正を行うようになりました。自撮りでよりくっきりと描写してくれるようになるとしています。
ヘッドホン端子を備えるのは従来通りですが、新たに360 Reality Audio Upmixをサポート。SoCには性能向上したSnapdragon 695 5Gを搭載するなど、基本性能も向上しています。