ゴールデンウィークがはじまる少し前のこと、突如として「フロッピーディスク」が令和時代のTwitterにトレンド入りし、話題を呼んだ。
「フロッピーディスク」は、1970年代に登場した、プラスチックなどの保護ケースに包まれた磁気ディスクにデータを保存するパソコン用の記憶媒体。記憶媒体としては容量不足となったあとも、2000年ごろまでは起動用ディスクなどの用途で使われていた。やがて、高速で大容量かつ低価格なUSBメモリなどのフラッシュメモリの普及や、フロッピーディスク以外のメディアも起動ディスクにできるようになったことが影響し、ゆっくりと廃れていった。
トレンド入りのきっかけは、山口県阿武町で1世帯あたり10万円として、463世帯に振り込む予定だった新型コロナの給付金を誤って、1世帯に4,630万円を振り込んだという問題がニュースで取り上げられたことだ。中野貴夫副町長は会見において「ちょっと信じられないかもしれませんけど、まだ阿武町役場と銀行はフロッピーディスクを使って、支払い等を行っております。」とコメント。これに対して「フロッピーディスク」がTwitterのトレンド入りを果たした。
なお受け取った町民は「入金されたお金はもう別の口座に移した。もう元には戻せないし、罪は償う」などとして、返却を拒んでいるという。
ネット上では「フロッピーディスクておまえ…」「今は平成じゃなくて令和だよ!令和にフロッピーって・・・」「フロッピーディスクが衝撃」と令和にフロッピーディスクという単語を目にしたことに驚く声が多く寄せられていた。